採用

2022/09/21

UXデザインの楽しさをちょこっと体感 学生交流イベント「UXちょこっと」

UXデザインの楽しさをちょこっと体感 学生交流イベント「UXちょこっと」

KDDIでUXデザインに関わるメンバーが、「UXデザインに興味のある学生さんと交流がしたい」という思いが募り、2021年にスタートした学生交流イベント「UXちょこっと」。これまでに全3回開催しています。今回、イベント立ち上げメンバーの宮田さんと福岡さん、協力メンバーの本田さんにお話を伺いました。

目次

■インタビュイー略歴


宮田

宮田 準子

DX推進本部 ソフトウェア技術部 サービスデザイングループ
福岡

福岡 千紗

ソリューション推進本部 サービス企画部 プラットフォームグループ
本田

本田 悠真

DX推進本部 ソフトウェア技術部 サービスデザイングループ

KDDIのUXデザイナー職をもっと知ってほしい!

KDDIのUXデザイナー職をもっと知ってほしい!

学生向けイベント「UXちょこっと」を始めたきっかけを教えてください

福岡:2020年からインターンの受け入れが始まっていたのですが、リクルート活動という一面が強くなるため、もっと気軽に学生さんとコミュニケーションできる場がほしいと思っていました。

宮田:KDDIにUXに関する業務をしている部署があることは、あまり社内外に知られていません。私たちの活動をもっと知ってほしいという思いと、UXに興味のある学生さんに出会いたいという思いが募って、2021年に「UXちょこっと」を立ち上げました。このイベントで興味を持ち、インターンにも応募してくれたら……という狙い通り、その後インターンに参加し、内定につながった学生さんもいるんです。

学生と社員が、気軽に交流できる場所

「UXちょこっと」はオンラインで開催。KDDI社員と学生さんが同数参加しています

▲「UXちょこっと」はオンラインで開催。KDDI社員と学生さんが同数参加しています

「UXちょこっと」の運営体制や準備について教えてください

宮田:もともと当部では、学生を対象としたハッカソンイベントを開催していたので、オープンな土壌がありました。そのおかげで、順調に準備を進めることができました。

福岡:思い立ってから開催まで2カ月でしたね。学生さんの目線に立って、新入社員にも意見を聞きながら、参加しやすい開催日時を検討し、学生さんが気軽に相談できるような設計を心掛けました。カリキュラム後半では、質問しやすいように学生さんと社員の1on1の時間を設けています。そのため、一回あたりの受け入れ人数を6〜8名の少人数とし、社員も同数参加しています。

宮田:内容は、継続して参加しても楽しめるように、少しずつテーマを変えています。事前に、運営メンバーがワークショップ形式でコンセプトを決め、実施に必要な情報をリサーチしてペルソナを作り、当日のアジェンダに合わせたmiroボード(オンラインホワイトボード)を準備します。タイムスケジュールを検証するために、メンバーでロールプレイングを行い、改善して本番に臨んでいます。学生さんに楽しんでいただくことが最も大切な要素なので、そこを重点的に確認しています。2年目に入ってから、新入社員も運営に携わってもらいました。

イベントは、miroボード(オンラインホワイトボード)を活用しています

▲イベントは、miroボード(オンラインホワイトボード)を活用しています

本田:学生さんにはインプットやワークショップを通して、ユーザーを理解する手法や複数人でアイデアを発想しブラッシュアップする楽しさを体験してもらいます。参加される学生さんは、UXデザインのプロセスや考え方に初めて触れる方もいます。「こんな世界があるんだ!」と驚きの表情を浮かべる学生さんを見て、うれしさとやりがいを感じますね。

学生向けのイベントということで、工夫していることはありますか

宮田:大学名などはお互い伝えず、学生さんも私たちもニックネームで参加し、フラットで自由な雰囲気づくりをしています。また、あくまでも楽しみながらUXデザインやKDDIでの業務に興味を持ってもらうことが目的なので、ワークショップはアイディエーションだけに絞り、会話の時間を多くとっています。また、オンラインとはいえ、どんなところで勤務しているのか社内の雰囲気を知ってもらうために、iPhoneを使ってオフィス中継の時間も設けました。ちなみに、後日、希望者をリアルで集めて虎ノ門オフィスとGINZA456ツアーも開催したところ大好評でした。

希望者を集って開催したGINZA456ツアー

▲希望者を集って開催したGINZA456ツアー

アイディエーションをとことん楽しむ

アイディエーションをとことん楽しむ

直近のテーマ「人とのつながりを楽しむアイデアを考えよう」の狙いを教えてください

宮田:メンバーでのアイデア出しの段階では「新しい楽しみ方の見つけ方」や「リベンジ消費」、「旅行のあり方」といった、コロナ禍を経験した上での価値観の変化に着目したテーマ案が多く挙がりました。また、学生さんの動向をリサーチすると、コロナ禍では「集団生活で得られる経験」が不足していることへの不安がある一方、制約のある状況に適応し、楽しさを感じている学生もいること、「心を許す関係性を友人に求める」傾向があることや、オンラインではなく直接会って会話することに価値を見出していることも分かりました。こうした入念な下調べと議論をした上で、今回は、学生さんが関心を持ちやすいように、オンライン/リアルにかかわらず「人とのつながりを楽しむアイデアを考えよう」にしました。

アイディエーションをとことん楽しむ

学生さんの反応はいかがですか

福岡:終始楽しい雰囲気で、特に、アイディエーションのパートが盛り上がりました。アイディエーション自体は業務のほんの一部ですが、自分のアイデアに他の人のアイデアが足されて新しい価値が生まれることに興味津々で、みんなでアイデアを生み出す楽しさを体感していただけたのではないでしょうか。本編終了後、雑談タイムとしてZoomをつないでいたのですが、両日ともほぼ全員が残って、さまざまな質問をしてくれました。回を追うごとに参加希望者が増え、リピーターもいますし、定員オーバーでキャンセル待ちが出ることもあります。

宮田:終了後にアンケートを取るのですが、採用に関する質問をされたりと、リクルートを意識している学生さんは半分くらいです。KDDIに興味を持ってくれていることが純粋にうれしいですね。

お客さまでもある学生さんの考えや気持ちを知れるチャンス

お客さまでもある学生さんの考えや気持ちを知れるチャンス

学生さんと触れ合うことで得られることはありますか

福岡:素直で、吸収力がある学生さんと話していると、ワクワクします。学生さんの考え方や感じ方に触れて、新鮮な気持ちが得られます。

宮田:そうですね。たった半日ですが、UXデザインの考え方に触れて楽しんでくれている様子を見ると、純粋にうれしいです。学生さんに向けたサービスを開発することもあるので、学生さんと直接話せる時間は、とても貴重な機会です。

今後の予定や展望をお聞かせください

福岡:全国各地どこからでも参加できるオンラインイベントの良さもありますが、対面でもぜひ開催したいです。

本田:UXデザインやKDDIを知る入り口として、より"ちょこっと"知って体験してもらうイベントの内容や実施方法を模索していきたいです。

宮田:「UXちょこっと」を通じて、「デザインシンキング」、「KDDIのUXデザイナー職」、「KDDI」に興味を持ってくれる学生さんが増えることを期待しています。

この記事をシェア

Facebook LINE Twitter

RECOMMEND おすすめ記事

VIEW MORE

RANKING 人気記事ランキング