カルチャー

2022/09/21

「ライフスタイルに合わせて柔軟に働く」
理系出身の女性社員が語るKDDIでのキャリアと働き方

「ライフスタイルに合わせて柔軟に働く」<br>理系出身の女性社員が語るKDDIでのキャリアと働き方

KDDIでは、2022年8月26日、学生に向けたオンラインイベント「理系女性座談会」を開催しました。今回の座談会では、理系出身の女性社員3名に、仕事を通して学んだことやKDDIでの働き方、今後のキャリアについてお聞きしました。

目次

■インタビュイー略歴


砂子田

砂子田 菜帆

マーケティング統括本部 au PAY企画部 アプリ企画グループ
2018年入社。ライフデザイン事業本部にてauサービスTOPのiOSエンジニアを経験したのち、金融決済ビジネス推進部へ異動。au PAYサービス立ち上げ業務を行い、現在はau PAYアプリの企画・開発推進を行う。
前波

前波 夏織

技術企画本部 技術企画部 企画グループ
2018年入社。南関東エンジニアリングセンターにて、4G無線品質改善業務を担当。1年後、5Gシステムのフィールドテストを兼務。2020年からは南関東エリアの基地局無線容量対策を担当。技術企画部へ異動し、モバイルトラフィックに関する分析や予測業務に関する業務に従事し、セキュリティソリューションに関する技術導入検討も行う。
落合

落合 真希

ソリューション事業企画本部 マーケティング部 チャネルマーケティンググループ
2016年入社。イントラ系および音声系のプロダクトマーケティングを担当。 2019年よりマーケティング部に組織移管後も、引き続きプロダクトマーケティングに従事。ゼロトラスト(セキュリティ)の担当として、KDDIが扱うさまざまなサービスを伝えるイベントやセミナー、サービスページや動画などコンテンツの企画作成を実施。

■インタビュアー


藤村

藤村 奈巳

サービス統括本部 システムマネジメント部 システム企画グループ
2003年入社。au基地局のエリア設計を担当後、携帯電話の通信プロトコル試験用シミュレータの開発に従事。2007年社内公募にてシステムマネジメント部に異動、社内利用SNSの内製開発を担当。2人の子どもを出産、産休・育休を取得後、復職。復職後はライフデザイン領域サービスのシステム開発を推進。小5、小2の子どもをもつワーキングマザー。

au PAYの企画、モバイルトラフィックの分析、セキュリティサービスのマーケティング…それぞれのフィールドで活躍

au PAYの企画、モバイルトラフィックの分析、セキュリティサービスのマーケティング…それぞれのフィールドで活躍

今、どんな業務をしていますか?

砂子田:au PAYアプリの企画・開発推進を担当していて、企画から運用まで全て見ています。企画に関してはau PAYアプリで何をやりたいかを考えて開発にお願いする要件をまとめています。運用に関してはマーケティングの部署なので数値も見ながら改善点を割り出して企画につなげるといったことをしています。

前波:私はモバイルトラフィックの分析と予測を担当しています。具体的にどんなことをやっているかというと携帯電話の電波を送受信している基地局の構築・維持に向けた将来のプランを立てるための方法を企画しています。

藤村:将来のプランを立てるというのは正解が見えないところも多いですよね。

前波:品質の高いエリアを構築するために、効率面も考えて機会学習や新しい技術を選定しながら進めるのですが、関連部署の方々と検討することで何が良い方法かを割り出しています。

落合:私は法人のお客さまに多く使っていただいているゼロトラストと呼ばれるセキュリティサービスのプロダクトマーケティングを担当しています。いかにお客さまに商品の魅力をお伝えできるか考えて、セミナーを開催したりサービス紹介のページなどを作成したりすることが仕事です。

現在の仕事と大学時代に学んだことは関連がありますか?

砂子田:関連はありますね。大学時代は画像処理やコンピュータグラフィックスを専攻しており、研究ではプログラミングをしていました。学んでいた情報処理は現在携わっているアプリ開発と関連しています。

落合:私はほとんど関連がなくて、情報理工学科ですが、研究内容は通信とは関連がありませんでした。

必要な知識は業務を通して身に着ける。理系出身だからこそ活かせる経験も

必要な知識は業務を通して身に着ける。理系出身だからこそ活かせる経験も

技術系で入社をすることに不安はありましたか?

砂子田:あまり不安はなかったですね。通信技術を勉強していたわけではないのですが、当時OBの先輩社員の話を聞いているうちに大学で学んだことを活かせる部署に配属されることが予想できていたので、不安はなかったです。

藤村:技術力の面でどのくらいのレベルが必要か不安になることもあるかと思いますが、研修なども整っているので入ってみると業務に必要な知識の不足はあまり気にならないですよね。

前波:私は技術力に対する不安は、研究職に就きたいと思っていた訳ではないので特になかったです。ただ、学部卒だったので、まず採用されるのかが不安でした。(笑)

藤村:結果問題なく、採用されたのですね。前波さんは入社後一貫して技術部門に携わられていますが業務をするうえで、大学時代に学んだことだけでは足りない知識もありましたか?

前波:足りない知識はあるので、自己学習もしつつ、概ね業務を通じて必要な知識を習得しています。入社から4年間いた部署では、無線品質に関する業務だったので、ゼロからのスタートでした。学問的な技術知識の習得というよりは、OJTや業務に必要な情報収集を通して足りない知識を習得しています。

必要な知識は業務を通して身に着ける。理系出身だからこそ活かせる経験も

業務内容が専門分野と異なる場合どうされましたか?

落合:マーケティングの部署で、学んでいたことと関連のない未知の領域という点に不安はありました。ただ、前波さんのおっしゃるように業務を通して必要な知識は身に着きますし、扱う商材がセキュリティやネットワーク、クラウドサービスなどになるので、技術的な知識が役に立ちました。

藤村:砂子田さんの関わるau PAYアプリの開発メンバーはとても技術に詳しいメンバーだと思うのですが、ついていけないと思うことはありますか?

砂子田:ないですね!割と自分は技術が好きで、ついていけないというよりはこんな技術もあるんだ!勉強しようっていう感じです。

藤村:砂子田さんはサービス部門とはいえ、ウェブサイトのコーディングなどもされているのですね。サービス部門で理系出身者という経験は活かせますか?

砂子田:今までの経験から、開発担当者と技術面でのやりとりがスムーズにできているかなと思っています。

大切なのは、当たり前に制度を使える環境かどうか

大切なのは、当たり前に制度を使える環境かどうか

KDDIは働きやすいですか?

砂子田:柔軟に働ける制度が整っているので働きやすいと思います。

藤村:制度が整っていますし、気軽に利用できる雰囲気がありますよね。私はこどもが小さい頃、熱が出て、保育園から呼び出しがあったら仕事を一時的に抜けたり、子どもがちょっと咳が出ていると、仕事の開始時間を遅くして朝病院へ連れて行ったりしました。

利用してよかった制度や利用したい制度について教えてください。

前波:フレックス制度とテレワークは活用しています。将来子供を育てることになった際には、産休・育休、時短勤務の取得を検討したいと思っています。

砂子田:私も今フレックス制度とテレワークを活用していますが、私はできるだけ仕事と両立したいなと思って、育児をすることになったら仕事の時間は削らず、フレックス制度を活用することを考えています。
周りの先輩社員を見ると男女問わず、子育て中の社員の中には、フレックス制度を活用して、一度パソコンを閉じて、家事や育児など家の用事を済ませてからもう一度パソコンを開くといった柔軟な働き方をされている方もいらっしゃって、私もそのようにしたいなと思っています。

職場ではあらゆる制度を利用しやすい雰囲気ですか?

前波:周囲の理解も高いので利用しやすいと思います。育児休暇を取得している男性社員も周りにいます。前部署では半年間育休取得されている男性社員もいました。

藤村:上司の理解も重要ですよね。育児休暇取得後の復職率は男女ともに100%で、取りやすい雰囲気、戻ってきやすい雰囲気がありますよね。当たり前に制度を使える環境であるかどうかは重要だと思います。

有給休暇は使えていますか?

前波:毎月1~2日以上は使えています。今年の夏休みは10連休にしました。

落合:私も有給休暇はしっかりとれています。年間20日付与される内、8割以上は消化しましょうという指針があるので、連続で取得したり、単発でも取るようにしています。もともと海外旅行が好きで、2、3年前までは同僚と休暇を合わせて海外旅行に行ったりしていました。

ライフスタイルに合わせて決めていく、自分らしく選べるキャリア

ライフスタイルに合わせて決めていく、自分らしく選べるキャリア

新人事制度により、リーダー職か専門性を磨いてその道のプロを目指すエキスパート職か2種類の経営基幹職(管理職)を選択できるようになりましたが、今後のキャリアに予定はありますか?

前波:私はライフスタイルに合わせて選んでいきたいと思います。まだ決めきれていないですが、選択肢が広がり非常にありがたいと思っています。

砂子田:私は1年目からずっとプロ人財になりたいと言っていて、エキスパート職を目指しています。好きなことをすることが働くうえでモチベーションなので、その道を極めて行きたいです。

今後携わりたい具体的な領域はありますか?

砂子田:今の業務は色んなことに適応できるので、マーケティングやUXデザイナーなど、具体的にどの専門性を磨くかは今後決めていきたいです。

前波:私はデータサイエンティストの領域で今の業務の幅を広げていきたいと思います。KDDIにはKDDI DX UniversityというDX人財を育成するための研修制度があり、現在そこでデータサイエンスの勉強をしています。学んだことを活かし科学的根拠に基づいた企画や課題解決ができる人財になりたいと考えています。

最後に就職活動中の皆さんへメッセージをお願いします。

前波:いろいろな業種を知る事ができるのは新卒ならではだと思うので、チャンスだと思ってさまざまな企業を見ていただくのが良いと思います。私自身、SIerや通信事業者、自動車の部品会社など、さまざまな企業を見る中で何をやりたいか決めていきました。私は学部卒だったので技術職での就活は無理かも…と思っていましたが、そんなことなかったです。自分が何をやってみたいか、なぜそれをしたいのかをひたすらに悩める機会でもありますので、是非たくさん考えてみてください。

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