文系学生からよく聞かれる質問6選。新卒採用担当がお答えします！

KDDIと聞くと、「理系出身者が多い、技術の会社」というイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、実際は社員数の約半数を占める文系出身者が活躍しています。今回は、「文系学生からよく聞かれる質問6選」について、新卒採用担当の祖父江さんに答えてもらいました！気になる数字も含めてリアルな実態を公開しています。

■インタビュイー略歴

祖父江加子: 人事本部人財開発部新卒採用グループ
2020年4月UQコミュニケーションズに新卒入社。2020年10月KDDIへのUQ mobile事業統合によりKDDIへ転籍。人財開発部新卒採用グループへ配属となり、現職。新卒採用の業務に従事。

1．業務系/技術系比率、男女比率はどのぐらいですか？

ここ数年の新卒採用では、業務系と技術系比率は大体50%：50%で、24年度新卒採用は業務系40%：技術系60％の予定です。

男女比率は、技術系の男性比率が高いため、全体の割合は男性77％：女性23%となっていますが、新入社員はここ数年約30～40%が女性です。

SDGsの取り組みの一環として、女性活躍推進にも注力していて、以下３つの方針を掲げています。
1. 上級職候補(※注1)育成における女性比率: 20%以上
2. 女性経営基幹職(※注2) の登用: 200名以上
3. 新卒女性採用比率: 30％以上

※注1：部長級以上の社員のこと
※注2：2020年8月～KDDI版ジョブ型新人事制度を導入するにあたり、「管理職」の概念を変え、「経営基幹職」に切り替えた。部長やグループリーダーなど組織を率いるマネジメント職だけでなく、専門性の高いエキスパート人材も該当する。

現在の私の部長もグループリーダーも女性で、男女関係なく力を発揮できる環境という実感を持てています。人事本部内も幅広い年齢層の女性社員が活躍されているので、生活スタイルに合わせて長く働ける印象です。

2．業務系の各職種の配属割合はどれぐらいですか？

気になりますよね。あくまで直近数年の傾向値にはなりますが、

法人営業：約25%
代理店営業（※注３）：約25%
カスタマーサービス：約20%
コーポレート（人事、総務、法務、財務・経理など）：約15%
企画・マーケティング・その他（グローバル等）：約15%
といった比率です。（※注４）

※注３：代理店営業は、個人のお客さまに対して、au/UQ mobileの通信サービスや各種ライフデザイン商材等を販売、長くご利用いただくため、au Style/auショップ/UQスポットや家電量販店などを運営する代理店に対して行うコンサルティング営業のこと
※注４：法人営業、代理店営業の人数は、営業担当以外にも販売促進や営業推進など企画・管理担当も含めての数値。

3．地方転勤はどれぐらいありますか？

2022年度新入社員の実績では、初期配属時の勤務地の地方割合は、新入社員全体の10%以下です。技術系の100％、業務系の93％が東京（関東圏）になっています。以前は、業務系の30%程度が東京（関東圏）以外の初期配属になっていましたが、状況が変わってきています。

業務系の配属エリアは、東京（関東圏）、大阪、名古屋で、地方配属の場合も大阪と名古屋に限定されています。コースごとの初期配属時の勤務地は、採用サイト内の各コース募集要項にて、ご確認いただけます。

次に、職種ごとの地方配属割合ですが、2022年度新入社員の実績は以下となっています。

・法人営業は5％程度（大阪のみ）
・代理店営業は2023年9月まで研修期間のため、全員東京配属。今後、初期配属にて地方配属がある場合も大阪のみ。
・カスタマーサービスは20～30%程度（大阪のみ）
・上記以外は基本東京（関東圏）、一部名古屋

なお、年度によって勤務地割合は異なる点、そして総合職採用の為、入社後は全国転勤の可能性がある点はご留意頂ければと思います。

4．地方転勤の場合、会社からの補助はありますか？

地方転勤となり、現住所から新勤務地まで(※注５)の通勤に120分以上(※注６)かかる場合は、社宅制度が適用となります。独身の場合は、ミニマム約2万円~で社宅を利用することが可能で、入居年数に応じて約2~3万円程度の社宅利用料金が設定されています。借上上限額（勤務事業所所在地により異なる）を超える場合は、超過分は自己負担となりますが、安価に住めます。

地方から東京圏に再度転勤になった際も、通勤に120分以上(※注６)かかる場合は、社宅に入居してから8年以内までは社宅扱いとなります。ご家族がいらっしゃる場合や単身赴任の場合も適用となります。住居は、社宅規程に準じた物件であれば、自分で選定した賃貸物件も社宅にすることができます。

※注５：新入社員は「本社所在地から新勤務地まで」
※注６：通勤120分以上は会社判定による

地方勤務経験者の記事がありますので、ぜひこちらも見てみてください！

5．文系でも技術系コースに応募できますか？SEにはなれますか？

文系の方でも技術系コースに応募できます。各コースの応募要件を満たしていれば、どなたでもご応募いただけます。応募コースと直結しない専攻でももちろんかまいません。実際に、営業を経験後、SEになった社員もいて、希望があれば領域をまたがる異動も可能になっています。

KDDIでは、2020年8月から「KDDI版ジョブ型新人事制度」を導入していて、職務領域定義書にて30種類の職務領域が定義されています。「自律的なキャリア形成」を大切にしているので、自分の目指す姿を考えた結果、領域をまたがる異動も可能ですし、手を挙げて異動する公募制度や、就業時間の20%で所属部門以外の業務に挑戦できる社内副業制度など、皆さんの成長や専門性向上の支援をする環境は整っていますよ。

6．ITの知識が無くて不安です。入社までに取得すべき資格やスキルはありますか？

ITパスポートなどの基礎的な知識があるに越したことはないのですが、入社後に身に着けていただくための研修や制度は整っています。内定者期間のE-learning受講や入社後の研修（新入社員研修、配転者研修、選択制研修など）、部署によっては資格取得支援もあります。配属先では、新入社員1名に教育担当のOJTトレーナーと、業務外を含めたサポート役のメンターが必ず付いて、実際の業務を通じて教わることができます。

当社は広範な事業領域を展開していて、実際の業務では、社内に様々な領域のプロがいるので、技術面で不安な場合は色んな方がサポートしてくださいますよ。例えば、法人営業では、上司はもちろん、フロントSEやプロダクトSE、企画部門など、チームで営業することが多く、助かっていると同期に聞いています。

また、入社までにやっておいた方が良いこともよく聞かれるのですが、私自身としては、ぜひ学生の間にしかできないことをやっていただきたいです。たとえば、アルバイトや学校での授業、課外活動などを通して「アンテナを広げ、引き出しを増やすこと」を意識していただければと思っています。私も学生時代、興味のあることに挑戦し、サークル活動や海外経験などを通して多くの人の考えに触れたことが自分の考えの幅を広げることにつながったので入社後も役立つことがありました。学生時代でしか得られない経験は社会人になっても確実にご自身の財産になると思います。