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2023/11/24

【25新卒】夏期インターンシップ:ネットワークインフラエンジニアコース -衛星通信体験コース-

【25新卒】夏期インターンシップ:ネットワークインフラエンジニアコース -衛星通信体験コース-

KDDIでは夏期インターンシップを5つのコースで展開しています。そのうち、ネットワークインフラエンジニアコースでは今年から新たに『短波送信体験コース』と『衛星通信体験コース』の募集を開始しました。

8月28日から行われた『衛星通信体験コース』では、日本最大級の衛星通信所である"KDDI山口衛星通信所(山口県山口市)"で5日間の業務体験を行いました。実際にどのような体験が出来たのか、インターンに参加した学生と、カリキュラム作りに携わった社員に伺います。

※その他のインターンについて知りたい方はこちら

目次

■インタビュイー略歴


青砥 巧真

【社員】
青砥 巧真

ソリューション技術運用本部 グローバルインフラマネジメント部 衛星通信G
2022年にOPENコース技術系で新卒入社。学生時代から、宇宙や衛星に興味があったことから、現グループに配属。配属後は、Starlinkの技術検証やau基地局向け衛星通信システムの設計・構築業務を担当。1年目からStarlinkという会社の一大プロジェクトに携わることができ、やりがいを持って仕事に取り組んでいる。
山口さん

【参加学生】
山口さん

大学年次:修士1年
専攻:数理電子情報専攻
松原さん

【参加学生】
松原さん

大学年次:修士1年
専攻:基盤科学専攻

日本最大級の衛星通信所で業務体験 ~静止衛星から最新技術のStarlinkまで~

日本最大級の衛星通信所で業務体験 ~静止衛星から最新技術のStarlinkまで

KDDI山口衛星通信所はどんな場所ですか?

青砥さん:KDDI山口衛星通信所は、KDDIが保有する日本最大級の衛星通信施設です。敷地内には大小20基以上のパラボラアンテナがあり、24時間365日、衛星を通じて日本のインフラを支え、世界との通信を繋ぎ続けることを使命としています。

衛星通信所全景

本インターンのカリキュラムを教えてください。

青砥さん:本インターンでは、KDDIの衛星通信技術者としての業務を体験し、「衛星通信がつながる仕組み」や「最先端の衛星通信技術」について理解・習得していただけるようなカリキュラムを作成しました。

カリキュラム

【1日目】
KDDI山口衛星通信所の業務紹介及びアンテナ設備の見学、社員との座談会。

【2日目】
VSAT(小型アンテナ)の組み立てと静止衛星の捕捉実習、静止衛星との通信の品質測定。

【3日目】
Starlinkアンテナを使用したグループワークと発表会。

【4日目】
電波法に関する座学と衛星通信設備の電気的特性の測定。

【5日目】
KDDIの宇宙・衛星通信に関する現在と未来の取り組みについての講話。
インターンシップの振り返り、及び成果発表会。

衛星通信の流れとインターンで触れる領域について

▲衛星通信の流れとインターンで触れる領域について

カリキュラムを通じて学生に感じて欲しかったことはありますか?

青砥さん:衛星捕捉実習では、離島や山間部など、実際に光ケーブルの届かないところに衛星通信を用いてauのネットワークを構築していることや、災害時にも車載局などで早期にauのエリアを復旧することが出来る、衛星通信の大切さを伝えたかったです。
Starlink実習は、今話題の最新技術について皆さんに触れていただき、衛星通信技術の進歩や今後の展望について思いを馳せて欲しいと思っていました。特にこちらは自由度の高いワークを準備していたので、学生も盛り上がっていたように感じています。

Starlink実習。仮説を基に、様々な条件下でStarlinkの通信品質を検証(右:山口さん)

▲Starlink実習。仮説を基に、様々な条件下でStarlinkの通信品質を検証(右:山口さん)

Starlinkの実習とは、どのような内容ですか?

青砥さん:実際にStarlinkアンテナを設置する状況を想定し、様々な条件下でStarlinkの通信品質を測定していただきました。測定機材をお渡しした後は、皆さんで自由に測定・考察をしていただき、最後に発表会を実施しました。
チームによって様々な角度から考察し、検証していただいたため、我々も柔軟な考え方を学ぶことができました。

【参加学生に聞いてみた】インターンシップで得られたこと

インターンに応募したきっかけは?

山口さん

▲山口さん

山口さん:私は大学でアンテナの研究しているのですが、研究内容が今すぐに実社会にでることはないので、現在の世の中で使われているアンテナに触れてみたいと思い、本インターンに応募しました。
加えて実際のKDDIの現場や職場の雰囲気を知りたかったというのも理由の一つです。

松原さん

▲松原さん

松原さん:私は電波天文学を専攻していて、研究では電波望遠鏡に搭載する受信機の開発と、天体からの電波の解析を行っています。
ただ、研究以外でKDDI山口衛星通信所のアンテナがどのように使われているのか、衛星通信はどんなことを行っているのか現物を見て確かめたいと思い、本インターンに応募しました。

インターンでの学びや気づきがあれば教えて下さい。

山口さん:社員の皆様の人柄が印象的でした。アンテナの保守をしている方は、職人気質でお堅いイメージを想像していたのですが、実際は人間味溢れ、優しく接しやすい方ばかりでした。災害現場で困っている人々の一番近いところで、通信を復旧して活躍される姿は格好いいなと思いました。
また、Starlinkのワークは自分たちで考える要素も多くあり、仮説を立てたり、実際に試験して検証したりと、楽しかったです。

松原さん:衛星通信で扱っている機材は、研究で使用しているものと案外似ていると感じました。また、実習の中で、電波天文学で学んだ知識なども出てきて、改めてKDDI山口衛星通信所の業務と、自分の研究分野との繋がりを感じることが出来ました。
もう一点、衛星通信業務とは高度な技術、ミスができない作業を取り扱う為、かなり緊張感のある職場かと思っていましたが、作業をしていない時の社員の方はフランクで、和やかに対応して下さり、とても居心地の良い職場だと感じました。この点では良い意味でインターンに参加する前とのギャップがありました。

衛星捕捉実習:VSAT(小型アンテナ)組み立ての様子(右:山口さん)

▲衛星捕捉実習:VSAT(小型アンテナ)組み立ての様子(右:山口さん)

本インターンを後輩へお勧めしたいですか?

山口さん:是非お勧めしたいです。部分的ではありますが、自分の研究している内容が社会の通信インフラにしっかりと活かされていることを感じることができたのが、今後の自分の研究のやる気にもつながりました。

松原さん:お勧めしたいです!研究内容に関連がある方や、衛星通信に少しでも興味がある方は、得られることが多いと思います。
私自身も、インターン前は衛星通信と電波天文学はあまり関連性が無いと思っていましたが、研究内容とリンクしていることを知れると、自分のやっていることが社会の為になる素晴らしいことだと改めて感じることができました。
通信自体の知識は少なくても、インターンシップ内での説明を通して理解を深め体験することができると思います。

Starlink実習の様子 (左:松原さん)

▲Starlink実習の様子 (左:松原さん)

共に未来の衛星通信インフラを創りませんか?

共に未来の衛星通信インフラを創りませんか?

衛星通信業界に興味を持つ学生に、一言お願いします。

青砥さん:KDDI山口衛星通信所でインターンに参加するメリットは、30メートル級のパラボラアンテナなど多くの衛星通信設備に囲まれた環境で、多種多様なアンテナや最新技術にも触れられる幅の広さだと感じています。実際に現場の作業を体験し、触れてみたい方に来ていただきたいです。
KDDIで共に未来の衛星通信インフラを創りたい方をお待ちしています!

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◾️「短波送信体験コース」の記事はこちら

【25新卒】夏期インターンシップ:ネットワークインフラエンジニアコース -短波送信体験コース-

◾️昨年度のNWコース記事はこちら

【24新卒】対面型を復活した、ネットワークインターンシップ。その内容と込めた思いとは。

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