採用

2022/04/14

長期インターンシップ参加者インタビュー。社員や社内の雰囲気まで知れた6カ月

長期インターンシップ参加者インタビュー。社員や社内の雰囲気まで知れた6カ月

KDDI版ジョブ型人事制度(※注1)の導入に伴い、2020年10月からスタートした「長期インターンシップ制度」。有給で6カ月働くこの新制度は就活生と内定者の両方が参加でき、就活生向けには4つのコースがあります。今回お話をうかがったのは、クラウドアプリケーションコースに参加された原田 澪さんです。所属する研究室からKDDIに入社している先輩も多く、IT系の仕事、中でも生活に身近なインフラ分野で働いてみたいと考えていた原田さん。長期インターンシップに参加し、KDDI社員とともに働く半年間で感じたこと、得たものについて語っていただきました。

※注1:働いた時間ではなく成果や挑戦および能力を評価し、処遇に反映することを目的とした人事制度

■原田さんが参加した長期インターンシップ概要
勤務場所:飯田橋本社とテレワーク
勤務時間:10:00〜18:30
勤務日数:週3日
時給:1,200円
その他にもさまざまなインターンシップをご用意しています。
詳しくはこちらをご覧ください。

目次

■インタビュイー略歴


原田

原田 澪さん

情報科学を学ぶ 大学院2年生。SNSなどネットワーク内におけるユーザーの行動を数値化し、そのデータの応用価値を研究。就活におけるより深い企業理解の機会として、KDDIの長期インターンシップに魅力を感じ応募。2021年9月〜2022年2月に パーソナル事業本部 サービス統括本部 ライフデザインプラットフォーム部にて長期インターンシップを経験。

社員目線を経験できるのは長期インターンシップならでは

社員目線を経験できるのは長期インターンシップならでは

なぜ、長期インターンシップに参加しようと思ったのですか?

半年もの間、大企業を内側から見られる貴重な機会だと思い応募しました。KDDIを選んだ理由は、もともと興味のあったIT系で、かつ生活の身近なところに還元できる生活インフラに関する仕事なら、やりがいや達成感を味わえるのではないかと考えたからです。

長期インターンシップの期間は2021年9月〜2022年2月でしたので、夏には他社のインターンシップにも参加しました。それらは1日か2日、長くても5日という短期間でしたので、企業理解を深められた一方で、実務に深く関わったり社員の方の人柄を深く知るには少し短い印象でした。

原田さんはクラウドアプリケーションコースを選択されたんですよね

クラウドアプリケーションコースはau PAYマーケットやNetflix、Apple Music等とのバンドルサービスを提供しているシステムの企画や開発に参加することができます。生活に関わるサービスの根幹にある重要なシステムの開発や運用に関われるという点に魅力を感じ、選びました。

私が配属されたのは、通信事業とライフデザイン事業を融合させて、新たなサービスを世に送り出す際に、それをシステム面から支える部署です。その中でも色々なパートナー企業さまと組んで、お客さまに価値提供を行うためのシステム開発を担っているアライアンスシステムグループでお世話になりました。ここでは開発のV字モデルの主に上流部分でRFP(※注2)を出すところから、設計書のレビュー、納品されるシステムの試験を行っています。

他にも、アジャイル開発チームのプロダクトオーナー(※注3)としての仕事も経験させていただきました。NetflixやApple Musicとauのプランを一緒に提供するプランのシステム、auスマートパスの顧客基盤を作っているシステムは、まさに生活に関わるサービスです。実務経験ゼロの就活生に、実務を任せていただけるなんて思ってもみませんでした。

※注2:システムを作るための要件定義をする書類のこと

※注3:開発の方向性を定め、プロダクトの価値を最大化する役割を担う

サービスインをして「爪痕を残す」

サービスインをして「爪痕を残す」

どのような経緯でRFPを任せてもらえることになったのですか?

インターンシップが始まって、グループリーダーの方にまず聞かれたのが「何を目標にしているか」でした。就活生なのでひとつは「業務の理解」、もうひとつは半年間いるからこそ、自分がそこで仕事をした「爪痕を残したい」とお伝えしたところ、「それならば9月から始めて、2月にサービスインできる仕事をやってみたらどうか」と言っていただきました。

最初はRFPという単語も聞いたことがありませんでしたが、まずは自分で考えて作ったものを社員の方に見ていただき、フィードバックしていただいた上で提出するという進め方でしたので、しっかりと仕事に携わった実感を得ることができました。

インターンシップでの目標は達成できましたか?

はい、どちらも達成できたと感じています。「爪痕を残す」という目標に関しては、自分が作った社内外に出す資料に名前が載りましたし、9月に担当させていただいた案件(Netflixのアクティベーション改善)がつい最近サービスインしました。

業務理解についても、採用ホームページだけではわからなかった社員の方の親切さやチャレンジを応援してもらえる雰囲気まで知ることができました。このような状況なのでテレワークもありましたが、それでも社員の方とお話しする機会が多く、出社したときには業務の合間などに気になっていたことを聞くことができ、会社への理解が本当に深まりました。

細やかなフォローが大学との両立を実現

細やかなフォローが大学との両立を実現

大学との両立に不安はありませんでしたか?勤務形態についてもお聞かせください

私は週3日の勤務で、出社とテレワークのハイブリッドで働かせていただきましたが、日によって出社かテレワークか選択できる柔軟な環境でした。インターンシップの面接も全てオンライン。9月に初めて出社しPCが配られると、1週間後には出社でもテレワークでも働ける環境が整ってしまうというスピーディーさにも驚きました。

確かに最初は週3日の勤務に不安はありましたが、その点は面談でも相談させていただき解消できました。実際、インターンシップの顔合わせの日が、大学の研究会と重なって参加できないということがありましたが、「理由があれば大丈夫」と言っていただけて「これならば大学と両立できる」と安心しました。日々の業務も、グループリーダーが目を通すグループチャットにその日の勤務時間とやることを宣言するので、無理のない範囲で取り組めました。

「有給」ということについてはどう思われましたか?

勉強させていただく立場でお給料をいただけることに正直驚きました。「お給料をいただくからにはしっかりと還元しなければ」という気持ちになりました。それまで塾講師のアルバイト経験はありましたが、KDDIでのインターンシップは、社員の方と同じように仕事を任せていただくので、アルバイト以上に責任を持たなくてはいけません。そういう点で、アルバイトとは違った緊張感がありました。

半年間の実務経験で見えたもの

半年間の実務経験で見えたもの

半年間で特に印象に残っている業務は何ですか?うまくいかなかったことも含めてお聞かせください

初めてアジャイルの開発チームに自分の書いたユーザーストーリーを連携した仕事です。それまではアジャイル開発のプロダクトオーナーの方についていましたが、自分で書いたユーザーストーリーや仕様を開発チームの方々に説明する機会がありました。その時、開発チームの方からの質問に上手く答えることができず、社員の方が代わりに答えてくださいました。

当時はユーザーストーリーを書くことに必死で、なぜその仕様にしたのかまで考えられていませんでした。先輩社員の「なんとなくで決まる仕様なんてものは存在しない。誰が使うものなのか、どういった状況で使うものなのか、しっかり考慮して最適な仕様を選ぶのだ。」という言葉にハッとしました。

また、受入試験に関する仕事をしている時、試験項目を作っている社員の方に伺った話なのですが、バグ等を見逃さないよう、試験項目に抜け漏れがないようにしなければいけません。しかし、それが多すぎると限られた時間内で試験を行うことができないため、システムやサービスの細かい仕様や用途をしっかり把握したうえで、試験項目を絞る必要があります。担当するシステムについて細かく理解していなければならず、その工程のひとつひとつがプロの仕事だと感じました。

社員の方々は自分の仕事に必要だと感じたらお忙しい中でも積極的に勉強をしていて、目的意識を持って自分のスキルを高めようと努力できる方が多いという印象を受けました。

「やりがいや達成感」はこのインターンシップで得られましたか? また原田さんの中の「就職観」に変化はありましたか?

スタートからサービスインまで関われるお仕事を2つもさせてもらえたことや、関わったサービスが身近なところに還元される経験もして、大きな達成感を味わいました。またサービスインの時、社員の方々がその瞬間を喜び合っているのを見て、実際に社員として働いたらこういう瞬間をもっと頻繁に味わえて楽しいだろうなと感じました。

仕事をする上で、自分の関わったシステムやサービスが身近なところで多くの方に利用され、喜ばれたりすると、やりがいにつながるのではないかとイメージして希望する業界や業種を絞っていました。今回のインターンシップでそのような仕事の一端を経験し、自分の思い描いていたイメージは間違っていなかったと確信することができました。

半年間働いた印象と今後の目標を教えてください

実際に働いて社員の方の考え方、業務への取り組み方に触れたことで、いろいろな部署の方が協力して1つのものを作り上げているということがわかりました。また、インターンシップを通して、社内には新しいことにチャレンジしたり、努力したことを認めて、評価してくれる環境があると感じました。このような環境であれば、思い切りチャレンジしていけると思いました。

そして、無事本選考で合格することができました!KDDIさんに入社を決めた1番の理由は、通信事業を通じて、多くの人により便利で面白い生活を提供できると感じていたからです。 インターンシップでは、通信業界の業務を事業会社の立場から見る視点を学べましたので、ここで得た先を見据えた広い視野を生かして、社会人として良いスタートダッシュを切れるよう、準備していきたいと考えています。

2022年度実施の長期インターンシップの募集開始は5月上旬頃、夏期インターンシップは4月下旬頃の予定です。

インターンバナー画像

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