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2021/10/07
心をハックされる人が続出!? 学生向けハッカソンイベント『KDG HACKS』とは
KDDI主催の学生向けハッカソン「KDDI DIGITAL GATE HACKS」。(以下 KDG HACKS)
今回で第5回目の開催となる、毎回多くの応募者を集める人気のイベントです。過去の参加者のなかには、本イベントがKDDIに入社するキッカケとなった方もいます。
KDG HACKSの魅力は何か...その理由に迫るべくイベントに潜入!そして、参加された学生3名と企画・運営に携わる3名の社員にお話を伺いました。
目次
KDG HACKSをダイジェストでご紹介
7月に開催されたKDG HACKSは、「新しいオリンピックの楽しみ方をデザインしよう」をテーマに開発を行っていただきました。ハッカソンの実施期間は計4日間。フルオンライン形式での開催です。初日は、チームビルディング、Google Cloudの技術スペシャリストによるトークセッション。2日目はアイデアソン。3~4日目で集中的に開発を行っていきました。
学生をサポートするのは、KDDIの経験豊富なエンジニア社員と、初日に登壇いただいたGoogle Cloudの技術スペシャリスト。実際にサービスを作っているエンジニアたちが学生をフォローすることで、最後までハッカソンを走り抜き、満足する開発ができる流れになっています。
【KDG HACKSのスケジュール】
初日のチームビルディングで初めての顔合わせ。初めてとは思えないぐらいすぐに打ち解けました。そして何よりも個性的なチーム名!1班のメンバーはみんなが大学院生かつフットワークが軽いという理由で「うごけるじぃじたち」と命名。
【チームうごけるじぃじたちの3名】
2日目はチームごとにアイデアソンに突入。社員が実際に業務で使うツール「miro」を用いて、オンライン上もで活発に意見交換が行われました。チューターの社員も一つ一つ見守り、意見を共有。最も良いアイデアソンには、アイデアソン賞としてKDG HACKS特製「Tシャツ」が贈呈されました。
【miro上での意見交換の様子】
【特製Tシャツ】
3日目、ついに開発開始です。オンライン上でも楽しそうに開発をする姿がとても印象的でした。
【チーム「イルカに乗ってトトロの森へgo!」の開発の様子】
そして、3日目終了後にオンライン懇親会が開催されました。「SpatialChat」を用いて、家にいながらまるで隣にいるかのような懇親会となりました。エンジニア社員の皆さんも、ハッカソンの時の真面目な雰囲気から一変!オン・オフの激しさに学生も笑いが絶えない会となりました。
【オンライン懇親会の様子】
4日目は各チームの成果物発表です。どのチームも素敵なアイディアを形にしていました。特に印象的だったのは、チーム「DJすぱげってe~」の開発した、みんなの感情を1つのサイトに集めてみんなで応援しているように感じるサービス「EMOTER(EMOTION×SUPPORTER)」。このサービスはユーザーインターフェースにもこだわり抜いていて、最優秀賞を受賞しました。
【EMOTERの発表の様子】
【EMOTERのサイト①:トップページ】
【EMOTERのサイト②:実際のデモ】
EMOTERはオンライン上でリアルタイムに選手や国の応援をできるサイトになっています。トップページで応援する対象を選択するだけで利用開始。利用者の声がリアルタイムで反映されます。ポジティブな意見は赤色、ネガティブな意見は青色にするなどユーザーインターフェースにも強いこだわりが見えました。
【優勝チーム】
あっという間に4日間が終了。
学生の皆さん、チューターとして参加された皆さん、お疲れさまでした!皆さんいい笑顔です!!
【参加学生とチューターの集合写真】
参加した学生が感じたKDG HACKSの魅力
今回、最優秀賞・優秀賞を受賞したチームから山中さん、鈴木さん、井黒さんにインタビューをさせて頂きました。
【鈴木さん】
【山中さん】
【井黒さん】
皆さんはどのようなきっかけでKDG HACKSに参加されましたか?
山中さん:自分はこれまで大学で専攻している「情報系の知識」と、部活動で培った「人と何かを作り上げる楽しさ」を生かして何か挑戦できないかと考えていました。そんな中、今回のKDG HACKSを見つけました。KDG HACKSはチーム開発やアジャイル開発を通して、ものづくりの楽しさ、チーム開発の楽しさが知れるということで自分にぴったりだなと。
鈴木さん:自分はこれまで他のハッカソンイベントに参加したこともありアプリ開発が元々好きでした。今回KDDIさんがハッカソンイベントを行っていることを初めて知り、エンジニア社員とも触れ合えるとのことで「参加したい!」と思いました。
井黒さん:自分は、OBの先輩に誘われたのがキッカケです。元々ハッカソンに参加したことがなかったので不安だったのですが、過去のイベント動画を観ていくうちに「一人でも気軽に参加」でき、「自身の力を試せる良い機会」だと思い、今回参加を決めました。
KDG HACKの中で印象的だったことは何ですか?
鈴木さん:今回のテーマは『新しいオリンピックの楽しみ方をデザインしよう』というもので、実際に東京オリンピックが開催される中で、自分たちが時代に沿ったものを作成することに面白さを感じました。初めて会うメンバーとの開発で最初は緊張しましたが、チームで開発することですぐに打ち解けることができました。自分では思い浮かばないようなアイディアもチームで考えることでどんどん生まれてきて、チーム開発の面白さを感じました。
山中さん:最初KDDIさんのイメージは、システム開発はグループ会社などに委託しているイメージでしたが、KDDIのエンジニア社員が開発していることにとても驚きました。KDDIのエンジニア社員が一緒になって考え、自分たちを導いてくれるので納得のできるものを作ることができました! 一方、オンライン懇親会では開発の話よりもプライベートについてお話しいただけて本当におもしろかったです!オン・オフの切り替えがしっかりしているのだなと感じました。
井黒さん:自分は発表会が特に印象的でした。どの班もすごく面白い発表で「そんな考えがあったか!」と感じることが多々ありました。自分は発表が得意なほうではないので、みんなの発表を観ることでとても良い刺激になりました。大学で学べない知識も得ることができ、本当に参加して良かったです。
今後参加する方に何か一言ありますか?
鈴木さん:自分は今回参加して、知らないことを学べる良い機会となりました。ぜひ皆さんも新たな知識を学びながらハッカソンを楽しんでください!
山中さん:開発経験がないから…と言って躊躇しないでください!自分はKDG HACKSに参加したことでチーム開発の楽しさを知ることができました。皆さんもぜひ参加してみてください!
井黒さん:開発経験が少しでもあれば開発できますし、なくともフロントエンジニアとして開発のデザイン部分で活躍できると思います!誰でも楽しめますので、応募開始したらすぐに申し込んでください!!
運営メンバーが伝えたい、他社ハッカソンとの違いや参加するメリット
KDG HACKSの運営に携わっている、アジャイル開発部ソフトウェア技術2グループのグループリーダー兼 アジャイル開発センター長岡澤 克暢さん、山田 嘉彦さん、浜田 翔悟さんにお話を伺いました。
【左から浜田さん、岡澤さん、山田さん】
どういった目的でハッカソンを始められましたか?
岡澤さん:第1回ハッカソンが開催されたのが2018年。当時から私たちはアジャイル開発によるサービス企画・開発を行ってきました。このアジャイル開発ですが、チームでいろんなアイディアを考えて、サービスとして形にするのが非常に楽しいです。そういったモノづくりの楽しさを学生の皆さんにも感じてほしい、エンジニアの仕事に興味を持ってほしいという思いでイベントを企画しました。
他社ハッカソンとの違いや学生が参加するメリットはどんな点でしょうか?
山田さん:実際に開発に携わるエンジニア社員に教えてもらいながら新たなモノづくりに挑戦できるところだと思います。自分が学生だった頃は、一人で好きなものを作ることはあっても、チーム開発の経験や最新技術に触れる機会は少なかったので、自分が学生だった頃体験したかったことが詰まったイベントですね。 また、イベントテーマも毎年こだわっていますし、KDDIでしか使えないようなサービス(プラスメッセージやau Homeなど)を使う開発というのも魅力ですね。
岡澤さん:参加者のレベルが高いことも参加のメリットですね。過去には学生起業家なんて人も参加していて、皆さん刺激を受けて帰っていきますよ。 学生の中には「KDG HACKの経験でKDDIに入社を決めました!」と言って新卒で入社する方もたくさんいて本当に嬉しい限りです。昨年の参加者の中にもアジャイル開発部に初期配属されている方もいますよ!
KDDIのクラウド・アプリケーションエンジニアに求められる資質は?
浜田さん:常に最新技術を追える人は強いです。アジャイル開発部の社員は最新技術に貪欲で業務後や土日に趣味で技術スキルを上げていこうとする人が多いです。例えばAWS(Amazon Web Services)などのクラウド技術をすでに学んでいる人は活躍できると思いますよ。あとはアジャイル開発の基本はチームプレイなので、周りと協力も重要ですね。
岡澤さん:不確実性の時代とよく言われています。だからこそのアジャイル開発です。 チームでやるからこそみんな楽しく、変化に対応しながらそしてはやくユーザーが必要とする価値を提供していきます。常に新しいことや現状に満足することなく改善を繰り返して成長していく必要があるので、やはり自律的に行動できることが大切かと思います。
最後に、今後応募される方に一言お願いします!
岡澤さん:KDG HACKSではエンジニアリングだけでなく、チームビルディングなど大学では学べないことが学べます。ここでの経験や出会いが今後の学生生活でも必ずいきてくると思いますので、少しでも興味のある方はぜひご応募ください!