採用

2022/10/18

アメリカ駐在7年目の社員が語る、海外勤務の魅力とギャップ

アメリカ駐在7年目の社員が語る、海外勤務の魅力とギャップ

海外とのやり取りが手軽になった今、KDDIに特別グローバルなイメージはないかもしれません。実は、KDDIはその前身であるKDD(国際電信電話)の設立以来、60年以上にわたり国際通信のパイオニアとして、世界190カ国以上と通信をつないできました。
海外62都市に100以上の拠点を持つKDDIの駐在員は、どんな生活を送っているのでしょうか? KDDI America勤務の西林さんにオンラインでお話を伺いました。

目次

■インタビュイー略歴


西林

西林 武範

ソリューション事業本部 ビジネスデザイン本部 KDDI AMERICA,INC.
2012年入社
新卒入社後、4年半は外資系企業を顧客とする法人営業に従事。2016年、海外トレーニー制度に応募し、米国・ニュージャージーに赴任。子会社であるKDDI Globalで国際トラフィックのホールセールビジネスを担当。2018年、KDDI America所属となり、ニューヨーク勤務に。現在は、日系企業をメインアカウントとした法人営業として活躍中。

「いつか世界で活躍したい!」という熱意で入社

「いつか世界で活躍したい!」という熱意で入社

海外赴任を希望しての入社だそうですが、積極的なグローバル志向には何かきっかけがあったのでしょうか?

きっかけは3歳から始めたサッカーです。仲間と切磋琢磨し、チームで勝利を渇望する日々が、私の人格形成に大きく寄与しています。高校時代、遠征で出かけたドイツとオランダで世界の広さを目の当たりにし、その頃から漠然と「いつか世界で活躍したい!」という想いがありました。大学時代も夏休みに短期留学しましたが、本格的な留学は費用面で難しいと感じていたので、約40年の社会人生活で世界にチャレンジしようと決め、就職活動に臨みました。

KDDIを志望した理由も、海外赴任に魅力を感じたからですか?

大学時代に在籍していた研究室で、総務省や通信会社の方々にお話を伺う機会があり、“通信に無限の可能性”を感じました。通信という壮大なフィールドで、企業とともに成長したいと考え調べると、KDDIは海外市場にも積極果敢に攻め入っていることが分かりました。また、ずっとauユーザーだったので、ブランドへの思い入れが深かったのも大きいですね。

ただ僕は、帰国子女でもなく、本格的な留学経験もない。さらに、入社当時の英語力はTOEIC680点という、海外赴任をするには正直厳しい挑戦でした。それでも、根拠のない熱意を買って頂き、内定を頂いたときは本当に嬉しかったです。

入社から赴任までは、どのような業務を担当していたのですか? 

赴任が決まるまでの4年半は、東京で大手外資系法人への営業に従事していました。幅広い商材を扱い、多くの関係部署を巻き込まなければいけない立場に、仕事の難しさを実感しました。
ただ、その挫折を味わった際に、稲盛和夫さんの著書『生き方』に出会い、「人間として正しいことをしよう」という、自分の指針を設定できたことは良い思い出です。

実務でこそ鍛えられる、海外トレーニー制度

実務でこそ鍛えられる、海外トレーニー制度

海外トレーニー制度はどのようなものなのでしょうか?

私が応募した頃とは条件などが変わっていますが、基本的には現地の実務を通して、業務を身につけることができる制度です。今はTOEIC730点が条件ですから…当時の私では応募できなかったですね(笑)。

書類選考と2回の面接が行われたのですが、面接官の方から「君の英語レベルでは、現地で仕事にならないかもしれないけど大丈夫?」 という率直な指摘もありました。その時は、勢いで「ボディランゲージでカバーするので、問題ございません!」と答えましたが、在米7年目の今、「手段を問わず、相手に伝える姿勢」として、想像以上に大事なことだと感じています。

赴任前には、語学学習のサポートなどもあるとか?

トレーニー期間の2年間のうち、最初の1カ月は日本でBerlitzを利用した英語学習をした後に、各地へ赴任するというシステムでした。ただ赴任してみて、日本で学ぶ英語と現地の英語はスピードや訛りなど、全くの別物。いち早く現地に入って、直接コミュニケーションを取りながら学ぶ方が早いと実感しました。打ち合わせ内容をボイスレコーダーに録り、移動時間や週末に何度も繰り返し聞き直していました。

アメリカ・英語圏を志望していましたが、その希望通り、社員数約60名のうちローカル社員が9割を占める子会社・KDDI Globalに赴任しました。KDDI Globalでは、国際トラフィックのホールセールビジネスに従事し、2年間のトレーニー制度を全うしました。

そのままアメリカに残ることを希望し、ニューヨークにあるKDDI Americaの所属になりましたが、私を含め10名のトレーニー制度同期の中で、そのまま海外赴任を続けたのは3名ほどだったと思います。私は赴任した当初から、トレーニー期間終了後もアメリカに残りたいという想いがあったので、実績を残すため必死に取り組んでいました。

ビジネスでもプライベートでもシンプル・イズ・ベスト!

ビジネスでもプライベートでもシンプル・イズ・ベスト!

▲現地でサッカーをしている様子(186cmの西林さんが小さく見えます…)

念願の米国本社勤務になり5年目だと思いますが、現在の業務を教えてください。

日系企業をメインアカウントとした法人営業を担当しています。具体的には、大手商社や官公庁などを相手にSIビジネス(※1)をメインに行っていて、お客さまごとにコンサルティングをしながら、システムの設計・構築も合わせてルーターやファイヤーウォールなどのネット機器を販売しています。例えば、商社さま向けに北中南米約1,000台のPC入替プロジェクトに参画した際は、コロナ禍と世界的な半導体不足が相まって、在庫確保に奔走するといったこともありました。

最近ではRPA(※2)などのアプリケーション系も増えてきていて、さまざまなシステムやソフトウェアを掛け合わせて、お客さまのニーズに合ったものを提案するという業務も行っています。

※1)SI(システムインテグレーション)ビジネス:システムの企画から導入・運用までを一貫して提供するサービスのこと。

※2)RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション):人間がPC上で行う業務をソフトウェアロボットで自動化するテクノロジーのこと。

世界の各都市の中でもニューヨークは特にシリアスな時期がありましたね。

コロナ禍では、目に見えて街の治安が悪化したり、強固なロックダウンだったりに、戸惑いましたね。アジア人ヘイトの問題もありますし、直近では円安ですね。冗談ではなく、助けてくれ〜!って感じです(笑)。ただ、こういったある種のトラブルは海外赴任にはつきものです。実際、コロナ禍のストレスフルな状況が原因で、社内外問わず帰国した方も聞きますので、どんなシチュエーションでも前向きにとらえ、ポジテイブに向き合える人が向いている環境だと思います。

また、渡航前の語学研修しかり、ハードシップ手当など一定水準の生活環境を会社が担保してサポートしてくれていますので、心強いです。国によっては、日本の食材や生活用品を届けてくれるサービスもあるそうです。

語学スキルを含め、実際に赴任して感じたギャップはありますか?

英語は今でも困ることはありますが、基本的なコミュニケーションが取れるようになった分、楽になっています。また、相互理解にはやはり文化を知ることが重要で、例えばアメリカで最も人気のあるスポーツは「アメリカンフットボール」ですが、各ポジションは選手の適性によって決定し、他のポジションに変わることがないんですね。日本で好まれるジェネラリストという概念は薄く、スペシャリストこそ評価される土壌はビジネスにも共通していると思います。

また、日本的な美徳での奥ゆかしさは、彼らにとっては周りくどいんです。サッカーのプレイ中に、「That's my fault.(私のミスです)」と言ったら、「Of course, your fault!(当たり前だろ、お前のミスだ)」と言われ、驚いたことを覚えています。それからはビジネスの場面でも、なるべくシンプルで直接的な表現を心がけるようになりました。

あとは組織としても、フラットな点は気に入っています。役職問わずファーストネームで呼ぶなど、慣れない部分もありましたが、彼らは結果を求め単刀直入に話してくれるので、提案から結論に至るまでのスパンが短い印象があります。資料もシンプルで、日本ではあちこちに気を遣っていたなぁと思います。
ただ、全てがいいわけではなく、日本の商習慣のきめ細かさの方が合理的な時もあります。例えば、こちらは履歴をあまり残さない商習慣があるので、担当者以外把握できないといった日本では考えられないようなトラブルも起きます。

KDDIの『真のグローバル化』に貢献

駐在の経験を活かし、今後のキャリアをどのように考えていますか?

世界は広く、その中でKDDIは海外62都市100以上に拠点を構えています。『真のグローバル化』に向け、将来的にはアメリカ以外の国でも活躍したいと思っています。

短期的には、アメリカ駐在中に「コーチング」スキルを高め、国際コーチング連盟(International Coaching Federation)の国際資格を取得することが目標です。入社当初から抱いていたグローバルへの架け橋になれるように、チームのGROWモデル(Goal目標 /Reality現状 /Options選択肢 /Will意思)を引き出し、組織力を最大化できる人材を目指していきたいです。

KDDIの『真のグローバル化』に貢献

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