採用
2022/11/15
地方勤務の不安に地方配属者が答える!地方での勤務や生活の実情
本記事は、2022年11月時点での記事内容となっており、2022年度入社社員の初期配属時の勤務地は、技術系100%、業務系93%が関東圏となっています。なお、年度によって勤務地割合は異なります。
最新の初期配属時の勤務地は、採用サイト内の各コース募集要項にて、職種別の地方配属割合については、別記事にてご確認ください。
「配属先は、〇〇支店」。地方勤務と聞くと、少しネガティブなイメージを持ってしまう方もいるかもしれません。不慣れな土地での生活は、確かに不安なこともあるでしょう。現在、KDDIでは北海道から沖縄まで全国約40か所に拠点を持ち、全社員の2割弱に当たる約2,500人の社員が日本各地で活躍しています。地方勤務の社員は、どんな生活を送っているのか? 実際に北海道と大阪で勤務するお二人に、お話を伺いました。
目次
■インタビュイー略歴
-
城所 拓也
- KDDIまとめてオフィス東日本 北海道支社 法人営業部
2016年入社
大学卒業後、2016年に入社し、ソリューション営業本部トヨタ営業統括部に配属。2018年にビジネスIoT推進本部トヨタ営業統括部を経て、2019年にKDDIまとめてオフィス東日本 北海道支社 法人営業部に出向。東京都出身。
-
大井 智早利
- コンシューマ営業統括本部 広域代理店統括1部 広域統括第2支店(大阪支店)
2018年入社
大学卒業後、2018年に入社し、新入社員研修を経て8月に大阪支店に配属。主に販売代理店向けの営業を務め、現在に至る。大阪府出身、中学から千葉県へ。
地方配属と聞いた当初のホンネ
お二人とも、まったく馴染みのない土地への配属だったのでしょうか? 配属先を聞いて、最初に受けた印象をお聞かせください。
城所:私は東京生まれ東京育ちで、地方で生活するのは札幌が初めてです。最初の配属がソリューション営業本部だったこともあり、地方への異動であれば名古屋か大阪だと思っていたため、最初は驚きました。同期や友人と簡単に会えなくなる寂しさもありましたが、北海道には観光地の良いイメージがあったので、寂しさ半分、楽しみ半分の複雑な感情でした。
大井:私が所属するコンシューマ営業統括本部は、東京も地方も課せられるミッションに変わりはないため、できれば若いうちに地方勤務を経験したいと思っていました。地方に行くのであれば大阪や福岡など、マーケットの大きなところで仕事をしたいと面談で伝えていたので、希望が叶いよかったです。関西生まれだったこともあって、特にネガティブな気持ちはなかったですね。
思いの外、地方配属をポジティブにとらえていたのですね。
城所:修学旅行含め何度か来ていて、北海道グルメが毎日食べられるのは、かなり嬉しいと思いました(笑)。また、いざ配属に伴う手続きをする中で、改めて社宅制度の利便性や地方の賃貸物件の広さを知り、それもポジティブな要素となりました。東京でも一人暮らしをしていましたが、今の物件は23階50平米という東京の賃貸相場では考えられない好条件の物件に住むことができています。また、地方都市特有かも知れませんが、生活エリアが徒歩圏内で完結する生活は、時間を有意義に使うことができるので、とても満足しています。
大井:分かります!大阪も、多くの社員がドアtoドアで30分以内のところに住んでいて、満員電車がほとんどないことに驚きました。研修中は東京〜千葉間で、息が詰まるほどの満員電車が当たり前だったので…。女性専用車両が充実していて、必ず座れる今の環境は、想像以上に毎日働く意欲を保つことのプラスになっています。
東京勤務の同期を羨ましいと思うことはありますか?
大井:初期配属が東京であるかどうかは、もともと気にしていなかったですし、コンシューマ営業統括本部はさまざまな事業部へキャリアアップできる部署なので、大阪での経験が次に繋がると思っています。
城所:東京ではテレワークが進んでいますが、北海道ではまだまだ対面で営業することが多く、ほぼ毎日出社しています。しかし、お客さまや先輩社員との交流も多く、地方ならではの温かさを感じることができるので、リラックスして働けています。
平日&休日 1日のスケジュールを公開!
▲同期との稚内旅行(日本最北端) 城所さんは左側 前から2人目
ポイント
通勤時間は徒歩10分です!ほとんどの社員が職住近接なので、終電を気にすることなくアフターファイブも気兼ねなく誘えます。お酒を飲んでもすぐ家に帰れるので、本当に楽です。
ゴルフは北海道に来てからはじめました!休日に上司と遊びに行くことは、東京ではほとんどありませんでしたが、こちらでは単身赴任の方も多く、年の差を感じないお付き合いができるのも魅力です。会社とは関係ない社会人サッカーチームに所属し、冬はスノボもしているので、北海道に赴任してから確実に健康になりましたね(笑)。
ポイント
テレワークになってからは朝ごはんをゆっくり食べられるので嬉しいです。交通網も充実していますし、東京ほど住居エリアが分散していないので、同じエリア(徒歩5分程度)に住む先輩・同期・後輩との交流はとても多いですね。
京阪神エリアは、電車でも車でもどこに行くにも近く、毎週末どこかに出かけています。先日は兵庫県の城崎温泉や淡路島に行ってきました。
▲同僚と和歌山 片男波海岸にて 大井さんは左から2番目
生活と密着した地方ならではの仕事
▲城所さんの愛車が雪で埋まってしまった時の写真
▲大井さんが週末に奈良のお寺に行った時の写真
現在の業務内容を教えてください。また、東京勤務との違いはありますか?
城所:「KDDIまとめてオフィス東日本」に法人営業として出向していて、オフィスやテレワークに関する課題解決の提案をしています。携帯電話の法人契約などのベースはあるものの、オフィスレイアウトをプランニングしたり、幼稚園の園庭の芝を調達したり、通信からある種商社のような動きまで…本当に幅広く手がけています。より生活と密着した業務内容は、地方ならではだと思います。
東京勤務との大きな違いは、得意先訪問が電車から社用車になり、デスクよりも車中で仕事をする時間が増えたことですね。函館などへの道内出張は、日帰りでも泊まりでも飛行機を利用することが多く、さすが北海道だなとスケールの大きさを感じています。
大井:私の業務は、担当するau販売代理店さまが安定した経営を維持できるよう、KDDIの新サービスや料金プランについて商談する業務になります。他には、他事業者さまとのイベントを企画したり、販売店の収益状況についてアドバイスするなど、幅広い業務に携わっています。
大阪ならではの業務というわけではないですが、関西の人は自己主張がはっきりしているので、最初は言葉がキツく感じられて辛いと思ったこともありました。ただ、1年、2年とコミュニケーションをとるうちに、お客さまが本音で語ってくれていたことに気づき、逆に仲良くなるケースが多々ありました。
生活面で苦労した、戸惑ったことはありますか?
城所:北海道は冬になると1日で50cmも雪が積もったりするので、赴任直後は戸惑いましたが、今は雪道の運転にも慣れましたね。思っていたほど生活面での苦労はありません。それも基本的には、職場と自宅、歓楽街やレジャー施設がほぼすべて徒歩圏内にまとまっているからというのは大きいと思います。
大井:私も生活面での苦労は特にないです。「地方勤務」と聞くと、どうしてもプライベートを犠牲にして働くイメージが強いのかもしれませんが、地方の拠点は本社より規模が小さい分、社員同士はアットホームな雰囲気で、職場内の人間関係が充実している気がします。むしろ、プライベートを楽しく過ごせると思いますよ。
変化をポジティブに楽しむことが成長につながる
▲大阪支店の若手メンバーと 大井さんは左下
▲同僚と利尻山(利尻富士)へ登山 城所さんは右から3人目
お二人が楽しそうに過ごされているので、地方勤務へのイメージがかなり変わりました。
城所:そうですね。「住めば都」とはよく言ったもので、生活しなければ分からない土地の魅力を知り、いつかは札幌を第二の故郷と感じる日が来るのかと思うことが多くなっています。
大井:地方配属になったら、その土地ならではの雰囲気やグルメを楽しんでほしいですし、プライベートな時間が増えることは間違いないと思います。私は学生時代、弓道をやっていたのですが、家の近くに弓道場があるので、大阪に来てから再開しました。
また、配属されたからといって一生その土地で暮らすわけではないので、ポジティブに変化を楽しむ方が結果的に大きな仕事にもつながると思います。
地方配属に不安を感じている学生さんに、アドバイスをお願いします。
城所:KDDIの中でも職種や配属先など、大企業ならではの不安があると思います。ただ、大きな挑戦に飛び込める環境として、決して悪いものではないと思います。
また、今の私は出向という立場なので、求められるハードルは通常より高くなっています。ただ、そのプレッシャーが心地よく、前向きに捉えられるようになりました。みなさんも前向きに頑張ってほしいです!
大井:KDDIは企業内大学や社内副業など、学びの場や多様なジョブに挑戦する機会が用意されている会社です。さまざまなキャリアパスの一つに、地方での経験があると考え、積極的に挑戦し続けていただければと思います!