採用
2021/12/08
企業のDXに欠かせないクラウドサービスを ワンストップで作り上げる
Withコロナ、Afterコロナを見越して、DXやIoTの活用を進める企業が増え、その実現のためにクラウドサービスへのニーズが高まっています。
KDDIのクラウドエンジニアは、そういったニーズに対してクラウド化戦略の提案からクラウド基盤の設計・構築など、上流から下流工程まで一気通貫で取り組み、幅広く活躍しています。今回は、KDDIで働くクラウドエンジニアの姿を浮き彫りにするべく、複数のポジションを経験されている岩瀬さんとキャリア採用の杉本さんにお話を伺いました。
目次
■インタビュイー
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杉本 大地
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クラウドエンジニア クラウド1グループ
2021年5月入社。大学卒業後、某大手SIer企業へ入社し、インフラ系SEとして主に官公庁系システムの設計・構築・保守業務を担当。その後KDDIへ転職し、クラウドソリューション部の一員として、クラウドの提案・設計・構築に携わっている。
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岩瀬 陽映
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クラウドエンジニア クラウド1グループ
2009年新卒入社。「auかんたん決済」や「auスマートパス」などの自社システムの開発に携わった後、ソリューション推進本部にて、法人のお客さま向けのエンジニアとしてのキャリアをスタート。2016年にクラウドソリューション部に異動し、現在はクラウドエンジニアとして活躍中。
需要が高まるクラウドエンジニアという仕事
クラウドエンジニアとはどのようなお仕事ですか?
岩瀬:クラウドエンジニアは、お客さまのご要望に対してクラウドサービスをどのように組み合わせて実現するかを検討、提案して導入する仕事です。組み合わせる機能を選択し、そのパラメータの設計から実際の設定作業、正しく動作するかの試験も行います。昨今は、よりクラウドサービスの技術が求められていますね。
杉本:私は前職では、オンプレミスのシステムの設計・構築・保守業務も行っていましたが、今はオンプレミスではなくクラウドのニーズが非常に高まっていると感じます。コストメリットや調達時間の短さ、ボタン一つで機能を搭載できる手軽さなどがクラウドの利点です。
岩瀬:ビジネスのスピードが加速している時代に、企業が事業を推し進めるにあたって、拡張性と柔軟性の高いクラウドはベストな選択になってきているように思いますね。
なぜ、クラウドエンジニアという職種を選んだのですか?
杉本:コロナ渦の影響で企業のDXが進み、クラウドの活用を検討されるお客さまが増えています。このような流れは今後も続き、クラウドエンジニアの需要はさらに高まっていくはずです。そこで、市場価値の高いスキルを身につけたいと思い、クラウドエンジニアを選びました。
岩瀬:私は、もともと学生の頃からコンピュータに興味があり、世界をコンピュータで便利にしたいという想いから、KDDIに入社しました。コンピュータ資源をいかに効率よく利用するかを突き詰める中で、クラウドにたどり着いたのは自然な流れだと感じています。
即座に構築できるクラウドでコロナ禍の業務継続をサポート
杉本さんは、どのような経緯でKDDIに転職されたのですか?
杉本:KDDIはプライム企業という立場で、プロジェクト管理だけでなく、実作業者としても上流から下流工程まで幅広い経験ができる点に惹かれました。さらに、KDDIは通信キャリアとしての回線を持っているので、お客さまへAWSやKCPS(KDDIの自社クラウドサービスである”KDDI クラウドプラットフォームサービス“のこと)などのクラウドソリューションだけでなく、回線を含めたトータルソリューションを提案できる点にも大きな魅力を感じています。
普段のお仕事内容を教えてください。
岩瀬:私は、「auかんたん決済」や「auスマートパス」などの自社サービスのシステム開発に携わった経験を活かして、現在は官公庁のお客さまに対するクラウドサービスの導入を担当しています。お客さまから課題をヒアリングして、データの需要増に対してはファイルサーバーを、働き方改革にはセキュアなリモートアクセスの仕組みを、というように課題に合わせたソリューションを提案しています。官公庁は主に入札となるため、その対応も行います。また、官公庁の案件はシステムの流行りに加えて、政府方針の動向を掴む必要があります。数十人規模の大きな入札プロジェクトも多く、社会への貢献を感じられる仕事です。
杉本:大手製造業のお客さまにオンプレミスのシステムのクラウド移行や新規のクラウドの提案・設計・構築を行っています。まず、営業がセッティングしたお客さまとの打ち合わせに私たちエンジニアも同席します。そこで、技術的な観点でお客さまが抱えている課題や実現したいことをヒアリングし、その内容を踏まえて最適なクラウドサービス(AWS、Azure、KCPS等)をご提案します。受注に至れば、実際に設計・構築を行うという流れです。
杉本さんは入社早々、重要なプロジェクトにアサインされたそうですね。
杉本:入社してすぐの2021年5月に、自社のクラウドサービスであるKCPSの構築案件にアサインしていただきました。入社するまではKCPSを触ったことがありませんでしたが、先輩方にアドバイスをいただけたおかげで、無事に完遂することができました。チャンスや裁量を与えてくれる環境であることを、入社早々に実感しました。
岩瀬:私も同感です。2020年前半に新型コロナウイルスが発生した際、リモートワーク環境を即座に構築できるソリューションを立ち上げ、緊急事態宣言下の多くのお客さまの業務継続をサポートしました。リソースを即座に提供できるクラウドのスピード感と、エンジニアが自発的に活躍できる環境の整ったKDDIの懐の深さがあってこそで、KDDIのクラウドエンジニアとして誇れる仕事だったと思っています。
技術を組み合わせて自分なりの答えを出していく
他にも、クラウドエンジニアとしてKDDIで働く利点はありますか?
杉本:まず1つ目は、先にお話しした、通信キャリアだから閉域網などの通信回線と合わせてお客さまにトータルで提案できる点です。
2つ目は、扱う商材がAWSやAzure、GCPといったメガクラウドだけではなく、自社のクラウドサービスであるKCPSを展開しているクラウドサービスプロバイダーという側面を持ち合わせている点です。お客さまの「こんなシステムは構築できますか?」というご要望に事業会社として対応できる経験はKDDIならではだと思います。
岩瀬:さらに、KDDIはモバイルやIoTなど、クラウドの枠を越えてさまざまな製品を取り扱える上に、パートナー企業も多いので、お客さまの課題解決のために全体提案できるのも大きいですね。クラウド以外の部分も俯瞰して見ながら、クラウドをデザインできます。
キャリア形成におけるKDDIの強みは?
岩瀬:新しく導入されたKDDI版ジョブ型人事制度は、ジョブ型の良さとKDDIらしさをあわせた評価基準です。エンジニアは自分のスキルの専門性を高めること自体が評価されるので、スキルアップのモチベーションに繋がると思います。それに加えて、KDDIの幅広い事業領域を活用したチャレンジ活動も評価されるのは嬉しいですね。
杉本:エンジニア職として、安心して自身の専門性を深められるのでありがたい環境です。
今後のキャリアはどのようにイメージされていますか?
岩瀬:私は技術が好きなので、一生エンジニアとして現役でいたいですね。お客さまが考えているビジネスに対して、技術を組み合わせて自分なりの答えを出していく仕事は本当に楽しいです。
杉本:KDDIは大企業なので、管理だけ実作業だけという役割分担があるのでは?と入社前は少し心配だったのですが、実際は全てに関われています。また、KCPSという自社サービスはあくまでひとつの選択肢なので、他社サービスも分け隔てなく習得し、プロフェッショナルとしての腕を磨きたいです。
30代前半まではマネジメントをしながら、現場でも手を動かし続けて、30代後半にはグループリーダーのようなポジションになれるように頑張ります!