採用

2023/03/24

仕事は"人が繋がってなんぼ"。キャリア入社者の早期活躍を後押しする取り組みとは

仕事は"人が繋がってなんぼ"。キャリア入社者の早期活躍を後押しする取り組みとは

KDDIでは、キャリア採用で入社した社員が早期に馴染んで活躍できるよう、部署ごとにオンボーディング(新しい人材の順応促進)の取り組みを積極的に行っています。今回の記事では、ライフデザインプラットフォーム部データエンジニアリンググループの社員3名にお越しいただき、キャリア入社者、受け入れ部門のリーダーという双方の立場から、入社者をサポートするためのさまざまな取り組みについて語ってもらいました。

目次

■インタビュイー略歴


久保 達也

久保 達也
(キャリア入社者)

前職は、デジタル地図製作の会社に所属し、プロジェクトリーダーやエンジニアとして地図データベースの開発や人流分析を行う。これまで培った位置情報データの知見とKDDIのアセットを掛け合わせて、データベースから新しい価値を生み出すチャレンジがしたいと考え、2022年KDDIへ入社。
岩見 大介

岩見 大介
(グループリーダー)

データエンジニアリンググループのグループリーダー。久保さんの上司にあたり、誰にとってもコミュニケーションがしやすい“フラットな組織づくり”を心がけている。
吉崎 忠

吉崎 忠
(メンター)

久保さんが所属するデータアーキテクトチームのチームリーダー。久保さんのメンターでもあり、新たな業務に共にチャレンジしているパートナーでもある。

面接からリアルを伝え、貢献できるポイントを明確化

面接からリアルを伝え、貢献できるポイントを明確化

久保さんの面接は岩見さんが担当されたそうですが、当時のお互いの印象はいかがでしたか?

久保(キャリア入社者):岩見さんには一次面接で初めてお会いしたのですが、これまでの経験に関する質問よりも、部署のミッションや取り組みを具体的に教えてくれました。すごく楽しそうに話してくださったことを覚えています(笑)

岩見(リーダー):久保さんはすごく印象に残っています。「仕事もプライベートも、データベースが大切です」という自己紹介から始まって、超真面目で堅物のエンジニアがやって来たなと(笑)
でも、話していくと「前職の環境ではできなかったチャレンジがしたい。その挑戦ができる環境はありますか?」と聞かれ、“熱い思いを持った人”という印象でした。

面接時に部署の取り組みを具体的に話されたのはなぜでしょうか?

岩見(リーダー):入社前後の業務内容に対するギャップが、お互いにとって一番不幸だと思っているので、面接で話せる最大限のところで「実際にこういう業務があって、こんな課題がある」という内容をリアルにお伝えするようにしています。

久保(キャリア入社者):部署が抱える課題をお聞きして、“自分が貢献できるポイント”が分かったので、具体的な業務がイメージできました。課題もデータベースの話も、前職で実感していたので、「それ、分かります!」という感じでした。

岩見(リーダー):面接に同席していた社員からは、「既に上司と部下みたいだった」と言われました(笑)その後、久保さんが入社の決断をする前に、「僕のどこに惹かれたんですか?」という質問をされて、「データを娘のようにこよなく愛しているところです」と答えたよね。

久保(キャリア入社者):僕のアイデンティティを理解していただけたので、その回答にはすごく安心しました(笑)

毎月&毎週&毎日、組織に馴染める取り組みを実施

毎月&毎週&毎日、組織に馴染める取り組みを実施

入社前に感じていた不安はありますか?

久保(キャリア入社者):今はリモートワークが多いので、会う機会はあまりないのかな?という不安がありましたが、入社初日に“ウェルカムパーティー”が開催されて、早速グループ内外に繋がりができたのは嬉しかったですね。

岩見(リーダー):毎月一日に、新しく入社される方を迎えるパーティーを行っています。仕事は“人が繋がってなんぼ”だと思っているので、みんなでピザを食べながら、社員同士が繋がるきっかけをつくる会です。

吉崎(メンター):私たち既存社員にとっても、オンライン上では知っているけど、リアルには分からない人に会えたりもするので、有り難い機会だなと思っています。

久保(キャリア入社者):他にも、さまざまな社内外のイベントに参加する機会もいただき、たくさんの繋がりをつくることができました。その繋がりを活用して、別部署の社員に気軽にアドバイスをいただくこともできるので、業務にも役立てられています。

岩見(リーダー):うちの部署はキャリア採用者が多いので、彼らに聞けば“入社後に何を求めているのか”が分かるんです。そんなキャリア採用組の声をもとに、積極的にさまざまな繋がりをつくれるように意識しています。

他には、どのような取り組みがありますか?

吉崎(メンター):配属後の1ヶ月間は、毎日30分の1on1ミーティングを組み、その日の疑問はすぐに解消いただけるようにしました。私のチームの業務は定型的ではないので、マニュアルを整備するよりも、久保さんが感じられた疑問を解消する時間をしっかりと取る方が良いのではと考えました。

岩見(リーダー):1on1を毎日続けていると「こんなこと聞いて良いのかな?」というちょっとした質問も気兼ねなく聞けるようになってくると思うんですよね。そうなっていたかな?

久保(キャリア入社者):はい、なっていました。私からの質問が増えてしまい、結果的に1時間くらいいただいたこともあります(笑)吉崎さんは会社のルールなども “なぜこうなっているか”という背景から教えてくださったので、より早く馴染むことができたと感じています。

岩見(リーダー): “コミュニケーションは質より量”と言うじゃないですか。だから、メンターを務める社員には「30分でいいから毎日コミュニケーションしてね」とだけお願いしています。

吉崎さんは吉崎さんのキャラで接してくれますし、すごく真面目な話をするメンターもいれば、軽い話をするメンターもいますが、それで良いと思っています。個性をもった二人がコミュニケーションを取ることで、それぞれのチームの色ができグループにも広がっていくので、新しい風が入って良いなと思っています。

特に印象に残っている取り組みについて教えてください

久保(キャリア入社者):特に印象的だったのは、毎月の“コミュニケーション活性化ワークショップ”ですね。オフラインで出社して、業務とは関係なくコミュニケーションが取れるボードゲームをするんです。毎回、趣向を変えながらみんなでワイワイやっています(笑)

吉崎(メンター):さらに、週に一回、業務に関する取り組みを発表する「.hack勉強会」も開催しています。久保さんにも登壇してもらったのですが、きっかけは1on1での会話でしたね。

久保(キャリア入社者):はい。吉崎さんから、入社後さっそく支給された開発用PCで「興味のあるデータベース製品を自由に触っていいよ」と言っていただいたのが始まりです。実際に、私が使ってみた独自評価を吉崎さんにお話しすると、「それ発表しましょう!」という流れになり、入社1ヶ月で勉強会での登壇が決まっていました(笑)

岩見(リーダー):とにかく最初は、社内で顔を売ること、自身の得意分野を知ってもらうことが大事だと思っているので、そのチャンスをつくるように意識していましたね。

久保(キャリア入社者):発表内容は、私がこれまで経験してきたデータの知見をもとに、新しいシステムの独自評価をまとめてみた、というものでした。「きちんとした発表をしないといけないのかな…」とドキドキしていたのですが、トークイベントのようにフランクな場でした。

吉崎(メンター):「.hack 勉強会」は、堅苦しい成果発表の場というよりも、スキルや知見をみんなで共有し、参加メンバーが業務に活かしたり、勉強のきっかけを得ることが目的です。

久保(キャリア入社者):入社したばかりの私にもすぐに発表の機会を与えてくれましたし、フラットに受け入れてくれる社風が感じられて、とても嬉しかったです。

また、参加された他のグループの方から「久保さんがデータベースオタクだということが良く分かりました」と言ってもらえて、また一歩、部署に溶け込めたなと感じました(笑)「もっとこういうことも知りたい」というコメントもいただき、機会があれば続編をしたいなというモチベーションにもなっています。

“経験”や“個性”を活かせる、フラットな環境

 “経験”や“個性”を活かせる、フラットな環境

サポート体制について、今後改善できそうなことはありますか?

久保(キャリア入社者):私は入社時に、通信業界の歴史をKDDIミュージアムで学んだのですが、通信を支える事業をより詳しく学べる機会があると嬉しいですね。通信のネットワークなど、見えないところまで理解できるとより良いなと思いました。

吉崎(メンター):私のチームの業務は、久保さんが入社された時は構想のフェーズだったのですが、これからは開発と運用のフェーズになっていくので、そのためのサポート体制はまたアレンジして考えたいなと思います。

久保(キャリア入社者):僕もキャリア入社の経験者として、ぜひ一緒に考えたいですね。小さな達成感が大事だと感じたので、自分で考えてアウトプットを出す機会を増やすことも、良いなと感じています。

久保さんの今後の目標を教えてください。

久保(キャリア入社者):直近の目標は、全社的に使えるデータ基盤をつくることです。これまで培ってきた地図データの知見とさまざまな業界のデータを掛け合わせて生まれた新しい価値で、お客さまの課題を解決できる基盤をつくり、サービス化できる人材になりたいです。

吉崎(メンター):KDDIは、「やりたい」という気持ちさえあれば挑戦できる環境なので、久保さん含め、新しく入社いただく方には是非チャレンジいただきたいです。

岩見(リーダー):KDDIは通信事業会社ですが、今や金融・エネルギー・教育など、どんな業界から入ってきてもどこかのサービスに関わりがあって、強みを活かせる環境です。地図データ業界から転職された久保さんもその一人です。

そして、これまでの経験と個性を活かしてやりたいことに挑戦し、成長してほしいと思っています。そのためにも、話しやすく馴染みやすい環境をつくることが大切ですし、常に“フラットな組織”であることを重視しています。入社を検討されている方は、安心して仲間になっていただけると嬉しいです。

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