採用
2022/03/17
異業界からKDDIへ。コンサル、放送局出身の社員に聞く、KDDIで働くことを選んだ理由
新卒・中途を問わず、さまざまなバックグラウンドを持つ社員たちが働いているKDDI。特に中途入社者の中には、まったくの異業界・異職種からKDDIを選び、活躍している社員も数多くいます。今回は、そんな彼らにKDDIを選んだ理由や、実際に入社してから感じたこと、そしてKDDIの職場環境やカルチャーなどの話を聞きました。
目次
■インタビュイー略歴
-
三澤 哲也
- 新卒入社した放送局を経て、2021年、KDDI入社。現在は、ソリューション事業本部 サービス企画開発本部 クラウドサービス企画部 映像グループにて、主に新規映像サービスの立ち上げに携わる。
-
波利摩 星也
- 国内コンサルティングファーム、IT系コンサルティングファームを経て、2021年、KDDI入社。現在は、経営戦略本部 経営調査室にて、新規事業検討、企業間交流、市場動向分析業務などを担当し、全社横断の事業検討を推進している。
自分自身がなりたい姿になるためには、KDDIしかないと思った
お二人のこれまでのキャリアと、現在のKDDIでのお仕事内容について教えてください
三澤:新卒入社した放送局で電波の管理業務に2年ほど従事した後、番組制作の部署に異動してカメラマンやビデオエンジニアなどをしていました。もともと映像制作が好きで放送業界に憧れをもっていたので、時には全国ネットで何百万人~何千万人もの目に触れるかもしれない映像を自分たちでつくる仕事には、大きなやりがいを感じていましたね。
2021年にKDDIに入社してからは、映像サービスの企画部門で新規映像サービスの立ち上げに携わっています。
波利摩:新卒入社した国内コンサルティングファームでは、企業・官公庁の経営戦略や新規事業開発などを7年ほど担当しました。その後、IT系のコンサルティングファームに転職した後には、主にデジタル関連の新規事業開発をしていました。さまざまなコンサル案件に携わってきた経験は、今の自分にとっても大きな財産になっています。
KDDIに入社してからは、社長直下の経営調査室で、新規事業の検討や市場動向分析業務などを担当しています。一言で言えば、全社目線で事業を描く仕事です。
お二人とも異業界からのKDDI入社だったと思いますが、最初にKDDIに興味を持ったきっかけは何だったのでしょうか
三澤:KDDIに興味を持った最初のきっかけは、転職サイトの広告にKDDIの名前があったことです。自身のこれまでの経験やスキルを活かせそうな映像を扱う部署があることを知り、そこでのポジションの募集があると知って、KDDIに惹かれていきました。企業研究を進めていくうちに、「面白そうだし受けてみて、受かったらその先考えよう」という気持ちが盛り上がり、実際の応募にも至りました。
波利摩:実は、もともと通信業界には興味があり、転職活動をする中での業界志望度も高かったんです。なぜ通信業界かというと、あらゆるモノやサービスの起点が通信に溶け込んでいる時代だからこそ、幅広いビジネスに関わるのであれば通信業界がいいのではないかという考えがあったためです。その中でもKDDIは、エンターテイメント、電気、金融、ヘルスケアなど通信以外にも幅広い事業を展開しており、「幅広いビジネスに関わりたい」という自分自身の志向にマッチすると思い志望しました。
では、最終的にKDDIを選んだ理由を教えてもらえますか?
三澤:そもそも転職しようと思った一番の理由は、前職の業界における将来性に不安があり、個人的に危機感を持ったからでした。だからこそ、転職先に求めていた最たる条件は、「自らの市場価値を高められるかどうか」でした。その上で、KDDIであれば、5GやDXといった最先端のテクノロジー領域での経験も積んでいけるだろうと考えました。今後のビジネスにおける持続的成長を見据えたときに、そういったテクノロジーを活用したモデルが主軸になっていくと感じていましたし、自身の市場価値を高めるという転職目的も叶えられると確信を持てたため、KDDIへの入社を決断しました。
波利摩:コンサルティングファームで新規事業開発に携わっていた当時は、各プロジェクトの深い部分まで携われないことに歯がゆさを感じていたため、「事業会社に移り、自分で事業を立ち上げるところまで関わりたい」という想いで転職を決意しました。
通信業界の会社を幅広く検討する中でもKDDIに決めた理由は、自身の思い描いているキャリアパスを叶えられると思ったからです。具体的なキャリア像とは、「ビジネスモデル変革を実現するプロデューサーになること」。そのためには、変革を必要とする会社に身を置くこと、加えて従来の枠組みに捕らわれない事業の在り方を検討できるポジションに就くことが必要だと考えていました。そういった意味では、KDDIにはその両方がそろっており、「プロデューサー」として実績を積むには適した環境だと感じました。
また、同業他社と比較した際に、KDDIが一番経営に近いポジションでの採用だったことも大きかったです。加えて、KDDIがジョブ型人事を導入している点も、会社を変えようとしている勢いを感じられ、個人的な期待感を持った一つの理由です。
異業界からの転職に対して、当時不安などはありませんでしたか?
三澤:若干の不安はありましたが、どんな業種・職種であっても、新しいことを始めるためには勉強するしかないので、むしろ最先端のことを学べるのであれば「逆に楽しめるのかもしれない」と、前向きな気持ちで臨んでいました。
波利摩:私の場合、特に不安はなかったです。そもそもコンサルティングファームから事業会社という流れが珍しいキャリアパスではないので、むしろ経験してきたことをしっかり発揮していけると思っていましたし、楽しみでした。
異業界から来たからこそ、発揮できるスキルがある
KDDIに入社してまもなく1年が経ちますが、異業界からのチャレンジだったからこそ苦労したことなどはありますか?
三澤:入社したばかりの頃、ITやクラウドなどの専門知識がまだまだ足りず、他社との協業プロジェクトを任された時にはとても苦労しました。というのも、当然KDDIの一員として見られるので、専門知識を持っている前提で話が進みます。その時に「わからない」とならないよう、日頃からわからないことがあれば、すぐに詳しい人に電話で聞いたりして教えてもらっていました。
波利摩:経営調査室には10年〜20年と勤続されている方も多いため、社内的な常識や暗黙の了解を理解して、キャッチアップするのにはじめは苦労しました。加えて、KDDIのあらゆる事業の中身を理解できていないと、経営戦略そのものを企画できないため、まずは事業の中身を理解する、という点で大変苦労しましたね。
では逆に、どんな時に前職からのスキルや知見が活きていると感じますか?
三澤:前職の業界が、今の仕事におけるお客様になっているので、お客様目線での意見を求められる時には役に立っているかなと感じます。お客様の悩みのポイントは何で、どういったニーズがあるのか。新規サービスを検討する上で、「とりあえず三澤に聞いてみる?」と周りの方々にも言っていただけるのは、少しでも貢献できているかなと思えて嬉しいです。
波利摩:会社の常識に詳しくないことを逆手に取って、従来では考え付かなかったり、できないと思われていたりするアイデアも積極的に発言するようにしています。他の業界から来たからこそ、いい意味で空気を読まずに「こういうことをやってみるのはどうか」と言えています。それが逆に評価につながったら嬉しいですね。
多様なバックグラウンドをもつ社員たちが活躍できる職場
KDDIには、お二人以外にも異業界から転職して活躍している方が多いと聞いています。異業界から入社する方にとってのKDDIの働きやすさとして、何か感じていることはありますか?
三澤:まず、優しい人がとても多い会社だと思っています。昨今はテレワークも多くなっていますが、上司を含め「わからないことがあったらいつでも連絡してきていいからね」と言ってくれる方ばかりです。そういった意味では、居心地の良さや安心感もとても大きいです。
加えて、やはり大きい会社ですので、いろいろな分野のスペシャリストが社内にたくさんいることもKDDIの大きな魅力であり、強みでもあると感じています。そういった方々が定期的にオンラインで講習会や研修の場を設けてくれることもあって、学びの機会も多いですね。
波利摩:何よりも、多種多様なバックグラウンドをもつ社員たちが活躍していることだと思っています。たとえば私の所属部署で言えば、もともと研究所で技術職についていた方がいたり、携帯電話の営業をずっとされてきた方がいたり、私と同じようなコンサルの会社から来たという方がいたり。本当にいろいろな事業・職種出身の方がいるので、そういった方々と議論しながら仕事を進めていけるというのは、非常に楽しく、刺激になります。
今後、社内外でチャレンジしたいことがあれば教えてください
三澤:まずは、「映像のことは三澤に任せよう」と言われるような、スペシャリストを目指していきたいです。放送に限らず、映像という切り口でエキスパートになれるよう、IP、クラウド、配信など、多くの分野について学び続けて研鑽を続けていくつもりです。
波利摩:これまで通り、いい意味で空気を読まずに、今までKDDIや通信業界がやってこなかったような、前例のないビジネスモデルをつくりあげることに挑戦したいと思っています。通信業界は一般的に安定感があると言われがちですが、むしろ今が転換期。この時代だからこそ、業界全体に新しい風を吹かせられるような、新たなビジネスを考えられたら理想だなと思っています。