採用
2022/03/16
「信頼している方からの紹介だからこそ」 知られざるリファラル採用のメリットとは
企業と社員とのマッチ度を高める採用手法として、注目を集めている「リファラル採用※」。KDDIも積極的にリファラル経由の採用を実施しており、昨今は重要な採用チャネルの一つになっています。今回は、直近でリファラル入社をした下田さんと、KDDIを紹介した金澤さんに、実際に活用したからこそ感じるリファラル採用のメリットなどについて話を聞きました。
※リファラル採用とは
自社の社員から友人・知人を採用候補者として紹介してもらう採用手法のこと。紹介する社員は、対象の友人・知人の人柄や性格、能力などを知っているため、採用前後も企業と対象者との間にミスマッチが起こりにくいことが大きな特徴
目次
■インタビュイー略歴
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金澤 貴帆
(紹介者) - ソリューション事業本部 ビジネスデザイン本部 金融営業部 営業1グループ
2020年12月入社。日系情報システム企業、外資系情報通信サービス企業を経て、KDDIへ。現在は金融営業部にて、金融機関様向けの提案営業を担当。
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下田 友貴
(入社者) - ソリューション事業本部 ビジネスデザイン本部 金融営業部 営業4グループ
2021年8月リファラル入社。日系電機メーカー、外資系情報通信サービス企業を経て、KDDIへ。現在は金融営業部にて、証券会社様向けの提案営業を担当。
仕事ぶりを知っていたから、KDDIに合う確信が持てた
下田さんは、金澤さんの紹介でKDDIへ入社したと聞きました。まずはお二人のそもそものつながりについて教えてください
下田:前職である情報通信サービス企業で働いていた時の同僚なんです。お客様に提案していたプロダクトや部署こそ違いましたが、お互いに金融機関を担当する営業として仕事をしていました。
金澤:前職は外資系だったこともあり、タフな仕事が多かったですね…。私が先にKDDIへ転職することになったのですが、「また同じ環境で働けたらいいね」という話は、当時からしていたのを覚えています。
前職では部署が違ったとのことですが、どれくらいの頻度で連絡を取り合う関係だったんですか?
金澤:仕事上では、週1回のお客様との打ち合わせや、隔週で行われていた社内ミーティングなどで一緒になるくらいでした。ただ、当時からプライベートでとても仲良くさせてもらっていて、二人で京都に行ったり、新大久保に一緒に出掛けたりすることもあります(笑)。ちなみに、私がKDDIに入社した直後にも下田さんは職場近くまで会いに来てくれていて、「KDDIでの仕事はどうですか?」と、私の話を熱心に聞いてくれていました。
金澤さん自身、KDDIに入社してから約半年ほどのタイミングで、下田さんにKDDIを紹介することになったんですよね。
どのような経緯で今回のリファラルにつながったんでしょうか?
金澤:たまたま下田さんから「転職を考えている」と聞いていたタイミングで、私の所属部署で中途採用をするという話があがったんです。公私ともに付き合いのあった下田さんだからこそ、仕事ぶりはよく知っていましたし、KDDIの求めている人材像ともマッチするのではないかと思って、紹介してみることにしました。下田さんのお客様に対する一生懸命な姿勢や、フットワークの軽さなどが、KDDIの求める人物像に合うのではないかと思っていました。
加えて、KDDIが中途採用に積極的に取り組んでいることは知っていたので、そこに少しでも寄与できたらいいなという考えもありました。入社から間もないタイミングでの紹介になったのは、前職ではリファラル採用が盛んだったので抵抗感を持っていなかったからですね。
「理想の働き方を実現できる」と、自信をもてたからこその入社
下田さんは、最初にリファラルの話をもらった時どう思いましたか?
下田:率直に嬉しかったですね。新卒で就職活動をしていた時には第一志望が通信キャリア系だったので、自分の希望する条件に合って、かつチャンスがあればまた受けてみたいなと思っていたんです。また、転職はタイミングが重要だと思っているので、声をかけてもらえたこと自体が私にとってはきっかけになりました。もちろん、信頼している金澤さんからの紹介だったことも大きかったです。
信頼している方からの紹介だったとはいえ、リファラルでの転職という点で不安などもあったのではないでしょうか
下田:どんな仕事内容か、どんな社風か、関わる社内の方の特徴や雰囲気はどうかなどを、金澤さんから細かく教えていただきながら納得した上で応募を決めたので、特に大きな不安はなかったです。ただ、選考がオンラインで進んだため、会社や上司の雰囲気を知った上で内定承諾を決めたいと思っていました。もちろん、金澤さんの情報は全面的に信頼していましたが、そういった意味で不安があったのも事実です。
下田さんの選考期間中も、お二人はやりとりをされていたんですか?
金澤:選考前から選考後までいろいろと質問された記憶はありますが、私としては、全ての質問に率直に答えたつもりです。その結果、下田さんが「思っていた会社と違う」となれば、それはそれで一つの判断だと思っていました。それに、何よりも不安を残したまま入社することは、下田さんにとってもKDDIにとっても良くないと思っていましたから。
下田:選考期間前は、主にKDDIの仕事内容や社風についてお聞きして、選考期間中は、面接内容や面接の残り回数、面接官の特徴など、主に面接に関する細かい情報をお聞きしていました。加えて、仕事についての理解を深めた上で面接に臨みたかったので、仕事内容についても念入りに確認させていただきました。
結果として、下田さんが最終的にKDDIへの入社を決めたポイントは何でしたか?
下田:「自分の理想とする社風と働き方を実現できる会社である」と、確信できたことです。特に働き方については、プライベートと仕事との両立がしっかり図られている環境で、テレワークが実施できることや、土日は基本的に休めること、その他の休暇の取りやすさや有休消化率などを重視していました。加えて、事業会社として、他社が参入できないような強い製品群や基盤をもっているかどうかも重視していましたので、その点でもKDDIは自身の希望に合うのではないかと感じました。
あとは、選考時に金融営業部の全グループリーダーや部長、事業本部長などと面接をさせていただいて入社後のイメージが具体的に持てたこともよかったです。面接時の印象も、金澤さんから聞いていた通りの優しい雰囲気でした。
また、内定通知後に、働き方や目標管理の方法などについて配属予定部署の上司の方とオンラインでお話できる場を設けていただけたことも、入社の意思決定の一つとなりました。
入社前の期待を裏切らないのが、リファラル採用の凄さ
KDDIで一緒に働いてみて、率直な感想はいかがですか?
金澤:下田さんが入社したばかりのころは、紹介した側として「想像と違ったと言われないかな?」と少し心配していたんですが、杞憂に終わって安心しています。もちろん下田さんの人柄あってこそですが、周りのメンバーとも馴染んでいますし、業務でもすでにバリバリ活躍していて、個人的には「前からいた?」と思うくらいです(笑)
下田:私としては、困ったことやわからないことがあっても、すぐに相談しやすいところが助かっていますね。「これは聞いてもいいのかな?」というレベルの質問でも、前職での同僚という関係性もあって気軽に聞けています。
部内で自己紹介をする時に、自分からリファラルで入社した旨をお伝えしました。ある先輩が「二人は友達なんだよな!」と皆さんの前で言ってくださったことで、「金澤さんの友人なら」という空気が自然に出来上がっていったように思います(笑)金澤さんからの紹介でよかったなと思ったエピソードです。
新しい職場で、見知った人が一人でもいると精神的な余裕が違う気がしますね
金澤:その通りだと思います。私自身、KDDIは3社目ですが、いくつになっても、どれだけ経験をつんでも、転職って疲れると思うんです。特に入社したばかりの頃は、社内で人脈をつくらないといけないし、お客様ともやりとりをしなきゃいけない。さらには即戦力としてのスキルも求められるので、メンタル的にも体力的にもハードルを感じてしまいがちですよね。
「転職しようかな」と思ったらリファラルも一つの選択肢
お二人とも外資系企業からKDDIというキャリアを歩んだわけですが、転職についての考えがあれば教えてください
下田:リファラル採用に限らずですが、「転職しようかな」と思った時がまさに動き出すタイミングだと思います。将来的にどうなりたいか、何をやりたいかなどを自分で調べたり、周りの人に聞いたりして、少しずつでも動き出すことが大事。リファラルは、その一つの選択肢ですよね。
金澤:私も下田さんと同じ意見です。漠然と「今の仕事ってつまらないな」「転職したいな」と思うことは誰しもあると思うんですが、その結果、転職せずに今いる会社でスキルアップするというのもひとつですし、外の世界に飛び出して新しいポジションで働くというのもひとつです。どちらも“手段”ですので、あとはご自身のキャリアプランに合わせて自由に選択してみるのがいいのではないでしょうか。