カルチャー
2025/07/31
実態に迫る!成長を後押しする「新卒3年目研修」

KDDIでは若手社員の成長を後押しし、キャリア実現につなげるために、「新卒3年目研修」として集合研修を実施しています。今回は入社3年目の同期お二人に、インタビューを実施。研修を企画した青木さんには企画にかける思いを、受講者である小島さんには研修受講後の心境の変化などもお聞きしました。
目次
■インタビュイー略歴
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青木 映里奈
- 人事本部 人財開発部
2022年、OPENコース(業務系)で新卒入社。
入社時から幅広い人事領域業務に携わり、現在は、新入社員や若手社員向け研修の構築や実施のほかに、海外派遣(海外トレーニー制度)業務を担当。社員の自律的なキャリア開発を促進していくために、日々奮闘中。
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小島 淳平
- 人事本部 ビジネスパートナー人事部
2022年、OPENコース(業務系)で新卒入社。
入社時から3年間は新卒採用業務に携わり、業務系やデザイナー職種の担当として、インターンシップの企画・運営、選考関連全般の採用業務に従事。2025年4月より人事本部内で異動し、現職では人事制度の企画業務に挑戦中。
「新卒3年目研修」とは?
まず、新卒3年目研修の実施背景を教えてください。
青木:労働人口が減り、人材の流動性は高まっているという環境変化を受けて、当社においても新卒で採用した人材に、長期就業して活躍してもらう必要があると考えています。
若手社員が、離職という選択に走ることなく活躍してもらうために重要なことは何か、社内で調査した結果、本人のプロアクティブ行動と上司の支援が重要なポイントであることが分かり、入社3年目研修という形でその二つを実現させることにしました。
新卒3年目研修の概要
- 目的
- ①ビジネスシミュレーションを通じて、体験的にプロアクティブ行動の重要性と効果を理解する
- ②職場でプロアクティブ行動を活用、実践するための啓発課題を明らかにする
- プログラム
- メインテーマ:「プロアクティブ行動の重要性と効果を理解して、職場で活用する」
今回の研修でこだわったポイントを教えてください。
青木:一般的に研修で見受けられる事象として「受講して終わり」「その時は学んだ気がするが実践に移せていない」という事が挙げられます。
そのため今回の研修においては、研修の内容を実務で生かし成長と成果に繋げるために、「メンバーの研修受講後、上司が職場にて適切に関わる」という点にこだわりました。研修中にアシスタント講師がメンバーの特性や研修受講の様子を観察し、上司にレポーティングすることで、上司からもプロアクティブな行動の開発の支援をもらう、というアクションです。
具体的には、11月に対面の研修を実施し、上司のフォローアップは翌年の2月まで続くので、長期的に成長を後押しするプログラムになっています。
参加者の感想をご紹介
研修参加者から、どんな感想が届いていますか?

▲新卒3年目研修の様子、青木自ら説明をしました
青木:入社後に実施する新入社員研修※から、約2年ぶりの全体集合研修ということもあり、満足度は高かったです。
受講者からは、「グループディスカッションやワークが具体的であり、実業務に関連づけて学ぶことができた」「フィードバックを通じて、自分の強みや課題に気づくことができ、自身の成長に繋がった」「他部署の同期と交流することで新しい視点を得られ、自身の業務に対しても視野が広がった」という声があがりました。
研修で学びを持ち帰り実践に移して貰うことはもちろんなのですが、同期で交流を深めて刺激し合ってほしいという思いを込めて研修を計画したので、その点でも満足いただけたようで嬉しいです。
※新入社員共通研修レポート!若手社員が育成のサポート
研修に参加した感想を教えてください。
小島:率直に非常にためになったと感じています。特にグループ討議では「これからの時代に求められるリーダーの要素」について議論し、異なる部署で働く同期と意見を交わすことで新たな視点を得ることができました。また、ビジネスシミュレーションでは実践的なワークを通して、チームでの協力の重要性を再認識しました。この研修での経験は今後の業務に生かせると感じています。

▲グループワークの様子。ホワイトボードや付箋を使ってディスカッションを進めます。
印象に残ったプログラムとその理由を教えてください。
小島:プロアクティブ行動に関する「現状の実践度の把握・振り返り」でした。普段は業務に追われ、自分の行動を振り返る時間をほとんど持てていませんでしたが、このプログラムを通じて、しっかりとした時間を取って自分を振り返ることの重要性を再認識しました。改めて考えることで、「自分に足りていない部分」や「以前はできていたが、最近疎かになっていること」などの具体的な課題を見つけることができました。この気づきは、今後の成長に向けた大きな一歩となると感じています。
前回の集合研修のタイミングでは新入社員でした。そこから3年の経験を経て、心境の変化はありましたか?
小島:変化は明らかにあったと思います。新入社員の当時と比較すると、担当業務の量が増え、責任が伴う仕事を任せていただいていると、改めて俯瞰することができました。この2年間での自分自身の成長を実感すると同時に、最近は仕事に追われる日々を過ごしているなという振り返りにもなりました。
こういった研修があることで、一度立ち止まり、自分を振り返る機会の重要性をより強く感じるようになりました。日々の業務では得ることのできない気づきを与えてくれる時間だったと思います。
また、同期がみんな頼もしくなっている姿を見て驚きました。同期の成長は私にとっても良い刺激であり、共に切磋琢磨しながら成長していきたい気持ちが一層高まりました。これからも、こうした機会を大切にしていきたいと思います。

▲同期が集合研修で集まれるのは貴重な機会、良い刺激となりました!