キャリアについて聞かせてください。
初期配属から人事部門に所属し、給与関連・DE&I推進・研修運営・e-Learningシステム保守などに従事しました。現在は、社外からKDDIへの出向に関連する調整や契約、社間費用精算を担当。また、社内出向受入部門や出向元会社と協力して、出向に関連する課題解決やグループ会社の出向制度立ち上げのサポートも行っています。さらに、3年前からは社内副業制度を利用し、情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の内部監査も行っています。こちらでは、KDDIのISMS認証維持や情報セキュリティ事故発生リスクの低減を目指し、社内各部署で各種規程が遵守されているかを監査し、改善に向けた助言を行っています。
プロジェクトや普段の仕事で成長した点を教えてください。
情報セキュリティの知識と経験を増やすために、ISMS内部監査員の社内副業を始めました。監査の準備では被監査部門の実態を確認し、是正を依頼するためには事前の周到な準備が不可欠であり、所属長や担当者からの問い合わせにも迅速に回答できるように最新の動向を把握しておく必要がありました。これには想像以上に困難さがありましたが、信頼を築くことで情報セキュリティの推進に協力的な姿勢を引き出せることに気付きました。また、情報セキュリティ事故の撲滅やISMS認証維持に向けて、外部審査時*の指摘事項をゼロにするという挑戦的な目標にも取り組みました。これらは今後のキャリア形成にも影響を与えていると考えています。
*外部審査:KDDIのISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)認証維持のための外部認証機関による監査のこと

今後挑戦しようとしていることは何ですか?
私の好きな言葉に「人間が想像できることは、人間が必ず実現できる」があります。自らの取り組みによって、「不」を「普(遍)」に変えていけると信じています。日々の生活で不便や不満などの「不」を感じることがあると思います。幸いにも、社内のコミュニティで社会課題について議論し、インクルーシブデザインをテーマに切磋琢磨できるメンバーと出会いました。一人では実現が難しいかもしれませんが、まずは個々の範囲内からでも変化を起こすことができると考えています。製品やサービスに限らず、社会全体がインクルーシブになるためにどのような取り組みをすべきか真剣に議論し、変革していきたいと思います。
職場環境、働き方について教えてください。
テレワーク制度やフレックスタイム制度を有効に活用しています。週2〜3回の出社が基本ですので、テレワークの日は始業前や終業後に家事や育児に集中できます。夫と役割分担をうまく調整し、子供たちの急なお迎えや体調不良時の看護などにも対応できるようにしています。小さい子供がいるため、始業や終業の時間にとらわれず、自由に一日の勤務時間を設定できるフレックスタイム制度はとても便利です。職場の同僚とスケジュールを確認しつつ、柔軟に勤務できる点もありがたいですね。出社する日は、対面での打ち合わせを積極的に設定したり、同僚とのランチなどちょっとしたことでも直接会話をする機会を意識しています。