キャリアについて聞かせてください。
auショップには代理店さまが運営している店舗と、KDDIが直接運営している店舗(直営店舗)があることをご存じでしょうか。私は入社後の2年間、直営店舗であるau Style SHINJUKUにてお客さま対応をはじめ、限定トライアルの推進、スタッフの育成、店頭オペレーションの構築などを経験し、お客さまのリアルなご感想をお伺いできる環境にいました。
3年目から現在は、都内にて代理店さまへの営業を担うパートナーコンサルとして業務に従事しています。
お客さまにKDDIのさまざまなサービスの価値を届け、売り上げを最大化するために代理店さまと密に連携して営業活動を⾏いながら、後輩社員の育成にも力を入れています。
また、5年目からは社内副業制度※を活用し、広報部にて広報業務にも挑戦中。社内ニュースを紹介するサイネージ動画の作成や、関係部署と連携したサービス紹介動画の制作に携わり、コンテンツ企画から撮影・編集・発信までの一連のプロセスを学んでいます。
※社内副業制度とは、 就業時間の約2割を目安に、自部署以外での業務を経験できるKDDIの人事制度。 社員は自らの希望で募集業務に手を挙げ、柔軟に新しい場に挑戦することができます。
プロジェクトや普段の仕事で成長した点を教えてください。
相手視点で考え、関係性を築くことです。パートナーコンサルでは、お客さまをはじめ、現場を支える販売スタッフから経営者まで、立場や価値観の異なるさまざまなステークホルダーと向き合い、それぞれに適した対応が求められます。
たとえば、2025年のau通信料金改定時には、価格や条件に注目が集まるなかで、代理店さまにサービスがもたらすお客さまへの価値や、持続的な収益につながる販売メリットを含めて、当社の意図を丁寧に伝える必要がありました。私の発信が、代理店さま本部から店舗、そしてお客さまへ広がっていくため、ひと言ずつの影響の大きさを実感した出来事でした。
こうした経験を通じて、「どうすれば共感され、相手の行動につながるか」を考える習慣が身につきました。
これは、現在取り組む社内広報や、後輩社員の育成にも通じており、今後の業務においても生かしていけると感じています。

今後挑戦しようとしていることは何ですか?
直営店舗での接客・運営やパートナーコンサルの経験を通じて、価値を伝えることの難しさに直面してきました。特に新プランや新サービスの導入時には、当社の意図や、お客さま・代理店さまにとってのメリットを的確に伝えなければ、価格や条件といった表面的な要素だけで判断されてしまい、本来の価値が伝わりにくいという課題があります。
こうした経験から、今後は営業現場で培った価値を届ける工夫と視点を生かし、サービスや方針への理解・共感を促す企画や発信にも挑戦していきたいと考えています。KDDIの多様な取り組みや価値を、より多くの方にわかりやすく、心に届くかたちで伝えることで、KDDIへの信頼醸成や事業成長に貢献していきたいです。