このプロジェクトにおける、メンバーそれぞれの役割は?
宮本さんと一緒にプラットフォーム改変に取り組み、KDDIの知見を活かしたデジタルマーケティングや、オンラインでのSDGsワークショップの企画・実施などにも取り組んでいます。出向した2018年当初は、キッザニア施設内のアクティビティの予約手続きなどが紙で行われており、ゲストの利用状況を把握しにくい状況でした。また、一部のアクティビティに人気が集中するなど、お客さまを長時間お待たせしてしまうことも起こっていたのです。
そんな状況を変えるため、アクティビティの空き状況をすぐに確認できる公式アプリの新機能開発に取り組みました。キッザニア公式会員サービス KidZania Professional(有料)も立ち上げ、アクティビティの事前予約を可能にすることで、さらなる満足度向上に努めています。
わたしはキッザニア東京で、CXの向上やゲストに接するスタッフの研修、働きがい向上などに取り組んでいます。出向前にauショップのCX向上に携わった経験が、今の仕事に活かされていると思います。キッザニアの各パビリオンで働くスタッフは、「スーパーバイザー」と呼ばれており、こども達の「気づき」を引き出し、見守っていく重要な役割を担っています。こども達が上手く出来ないときには励まし、創意工夫や成功はしっかりと褒める。こども達がどのように感じたのかをゲストアンケートで集計し、現場にフィードバックしながら改善を続けています。
日本国内でキッザニアを運営するKCJ GROUPの副社長を務め、マーケティング本部を統括しています。KDDIでは新規事業の立ち上げや地域活性化支援を担当し、2019年からこのプロジェクトに取り組み始めました。キッザニアSDGsに関わるガイドブックを制作したり、ワークショップを開催したりするなど、幅広い取り組みでこども達の「学び」を応援することに力を入れています。キッザニアの施設では、CX (お客さまの体験価値)を向上させるため、館内のスマート化など全体のプラットフォーム改変を進めてきました。