キャリアについて聞かせてください。
KDDIに入社後、主にお客さまに近いところでシステムエンジニア(SE)として携わる「フロントSE」として業務に従事しています。
最初は、関西の大手製薬・化学メーカーを中心とした企業の担当SEとして配属されました。周囲に支えられながら、モバイルからネットワークに至る幅広い領域での設計・構築経験を積みました。
2021年に現部署へ異動し、全国約50拠点の国内大手ホテルチェーンさま向けSEチームのリーダーを務めています。Wi-Fiを中心としたソリューションを提案から構築・保守まで一気通貫で担当しています。
現在は、これまでの現場経験を生かし、お客さまの体験価値を高めるホテル業界向けのDX提案に取り組んでいます。
プロジェクトや普段の仕事で成長した点を教えてください。
「相手視点で考える力」が身についたと実感しています。
直近では、ホテル業のお客さまにWi-Fiサービスを提供する中で、お客さまの利用シーンを具体的にイメージすることで、その力を深めてきました。
お客さまである情報システム部の担当者さまをはじめ、ホテルのご宿泊者さまからもさまざまな声を頂き、その中で利用者さまが求める体験を理解することがサービス提供の質を高める重要な要素であると感じています。また、プロジェクトを進める中で、期待される品質についても深く考えるようになり、業務に反映させることを意識しています。
こうした行動を通じて、お客さまや関係者の信頼を一歩ずつ積み重ねていけると感じています。

今後挑戦しようとしていることは何ですか?
BtoCのお客さまに向けて、エンドユーザーさまの体験価値を高めるソリューションを提案し、お客さまビジネスとKDDI双方の成長に貢献したいと考えています。
例えばホテル業のお客さまでは、システム導入による省人・無人化の事例が増えていますが、顧客接点が希薄になるという課題も生じています。また、各システムでデータ収集は行われているものの、それらは個別のシステム内に留まっているケースがほとんどです。
将来的には、KDDIがこれらのデータを横断的に蓄積・分析することで、価値あるデータをつくり、お客さまとともに体験価値を高めるようなソリューション提案へつなげたいです。