仕事内容について聞かせてください。
2019年4月からクラウドサービスの企画を担当しています。AWSやAzure、GCPなどのパブリッククラウドや、KDDIのプライベートクラウドのKCPS(KDDI Cloud Platform Service)の販売戦略や商品企画です。商品自体の企画も行いますが、KDDIの強みを活かして、どういうお客さまをターゲットにして、どういうアプローチをすればいいのかというシナリオを考え、営業活動につなげていく「Go to Market」を行っています。また、11名のメンバーをまとめるグループリーダーとして、効率的な組織づくりにも力を入れています。半年間グループを担当して、これまでのやり方では一生懸命取り組んでも成果につながらないこともあったため、10月からはKDDIがソフトウェア開発業務で先行して取り入れている、アジャイル開発手法を企画業務にも取り入れ、Teamsというマイクロソフトのチャットツールを導入し、仕事の進め方を一新することに。私自身異動歴が多いので、過去のやり方には拘らず、成果につながらなければやり方を修正し、できる限り新しいものを積極的に取り入れています。それによってチームが活性化できるのは大きな利点だと思います。
これまでのキャリアが、今どのように活きていますか?
最初の8年間は場所こそ変わりましたが、情報システム部門で、他部門の方たちと関わりながら、基幹システムやコールセンターシステムなどの要件定義から開発までを担当しました。トラブル対応の方法から、プロジェクトリーダーとして80名近い人々をまとめながら、ゴールに導くためのコミュニケーションを学びました。その後、法人のお客さま向けのSEになり、入社10年目のチームリーダーとしての経験は今のマネジメント業務に非常に活きています。それまで自分がやっていたことを、メンバーを信じて任せるやり方に変えてみると、みんな一人ひとりが自発的に考えて取り組むようになり、組織が好循環し始めたのです。また2018年に1年間役員に付いてさまざまな補佐業務を経験したことも、今の業務に非常に活きています。今所属の事業部門のトップに付いていたので、会社の経営課題や部門の課題、他部門が求めていることがつかめるようになりました。
今後のキャリアパスについて、どのような展望をお持ちですか?
これまでさまざまな立場・職務で経験を培ってきたため、既存の慣習にとらわれない自由な発想と変革を実現できるグループリーダーとして、若手もベテランもいきいきと活躍できる環境を創っていきたいと考えています。部門の方針は上司である部長が決めますが、メンバーと相対しているのはグループリーダーである私です。それゆえ一人ひとりとしっかりと向き合い、1on1の面談では、「何をしたいのか」「どういうキャリアを創りたいのか」ということを聞いた上で、私の経験を活かしてアドバイスするようにしています。また私自身においては、ライフステージに合わせた柔軟な働き方を実践し、後輩たちのために一つのモデルを示していければと思っています。最近では、KDDIでも場所を選ばない働き方ができる環境が整ってきたので、積極的に活用していきたいですね。