キャリアについて聞かせてください。
入社以来、モバイルインフラ開発に従事しています。1年目は、5G SA(Stand Alone)プロジェクトに携わり、5Gの高度化を目指す企画開発を担当しました。その中で、5G活用事例の実証実験や3GPP標準化活動など、貴重な経験を積みました。現在は、5G SAサービスを支えるモバイルインフラの設計・開発に携わっています。幅広い技術スタックを活用し、新しい技術を積極的に取り入れながら開発を進めています。また、本部を横断した業務支援ポータルの内製開発、採用リクルータ活動の若手取りまとめ、技術コミュニティの運営にも携わっています。
プロジェクトや普段の仕事で成長した点を教えてください。
入社以来、モバイルインフラ開発業務に携わり、専門性を深めてきました。しかし、5Gをはじめとする最新技術が、お客さまが利用するサービスに対してどのような価値をもたらすかを表現することは難しいと実感しました。そのため、お客さま視点を養うために、開発するシステムがどのようなサービスに関連するかを常に意識するようにしています。また、商用提供前に特許申請を行い、商用提供に先駆けて内製システムのビジネスユースケースの特許化を行い、内製システムがお客さまにとってどのようなメリットをもたらすかを自分の言葉で伝えられるようにしています。
さらに、クラウド利活用の推進にも力を入れています。担当業務や所属部署を超えて、クラウドの活用事例や面白さを発信し続けています。この取り組みが認められ、社内クラウドコミュニティのメンバーからの投票により、クラウドリーダーのTop of the TopとしてKDDI Cloud SAMURAI 2022に選出いただきました。この選出は、日々の業務において自信を深めると同時に、新しい挑戦に取り組む意欲を高めてくれています。
今後挑戦しようとしていることは何ですか?
KDDIのモバイルインフラを開発するメンバーの一人として、先進的かつ革新的なネットワークの構築を通じて、日常のあらゆるシーンで通信が溶け込む時代を作る一翼を担いたいと思っています。真の5Gとも称される5G SAは、ネットワークスライシングを活用することで従来のベストエフォート型とは異なるSLA(Service Level Agreement)型のサービス提供が可能となります。通信品質が保証されることで、これまで通信がボトルネックとなり実現が難しかった自動運転や遠隔医療などのビジネスユースケースをKDDIのネットワークで提供したいと思っています。これまでの常識を覆すようなチャレンジに携われることに感謝し、ワクワクする未来の実現に向けて日々精進していこうと思います。