PROJECT

バーチャル空間に渋谷を再現したら、
新しい街づくりの形が見えた。

KDDIや渋谷区を中心とする参画企業50社超で、渋谷区の新たな文化創出を目指して活動を行う「渋谷5Gエンターテイメントプロジェクト」。新型コロナウイルス感染症の影響をうけながらも、先端テクノロジーを活用したエンタメコンテンツで、バーチャル上で「渋谷」を体験できるコンテンツづくりや発信に携わったプロジェクトメンバーに、企画への想いを伺いました。

MEMBER

  • 佐野 学
    佐野 学
    パーソナル事業本部
    サービス統括本部
    5G xRサービス戦略部ビジネス戦略G
    マネージャー
  • 浅井 利暁
    浅井 利暁
    パーソナル事業本部
    サービス統括本部
    5G xRサービス戦略部ビジネス戦略G
    マネージャー
  • 舘林 俊平
    舘林 俊平
    経営戦略本部
    ビジネスインキュベーション推進部
    次世代ビジネス推進G
    グループリーダー
  • 川本 大功
    川本 大功
    経営戦略本部
    ビジネスインキュベーション推進部
    次世代ビジネス推進G
    課長補佐

※掲載されている情報は、撮影当時のものとなります。

このプロジェクトにおける、メンバーそれぞれの役割は?

佐野 学
佐野

渋谷プロジェクトのリーダーやらせていただいてます。もともと舘林・川本と同じ部署にいてメンバーとして関わっていたのですが、渋谷が好きすぎて(笑)、今は異動してリーダーやってます。本プロジェクトの位置づけですが、会社として5Gのフラッグシップとなるサービス・体験を創出し、5Gプロモーションに活用していくということで、「街での拡張体験」、特に場所として「渋谷」をテーマに活動しています。他テーマには、スポーツや音楽、アートなどがあります。

浅井 利暁
浅井

基本的には何でも屋です(笑)。現在は主にPR・プロモーションの領域と、サービス企画まわりを担当しています。「バーチャル渋谷」は渋谷区公認の取り組みですが、2019年から始まる渋谷区とのアライアンスを構築させていただき、「バーチャル渋谷」の企画以前からさまざまなau 5G関連の施策を実施してきました。

川本 大功
川本

僕はオープンイノベーションの観点から、スタートアップの持つ技術を活用したプロモーション施策・サービスの企画・開発を担当しております。渋谷区とのプロジェクトに2019年の立ち上げ当初からに関わっており、「バーチャル渋谷」ではコンセプト立案から企画、開発までを一気通貫して担当させていただきました。

舘林 俊平
舘林

グループリーダーをしている舘林と申します。バーチャル渋谷の企画は若手を中心としたメンバーで構成されていまして、私以外はみんな若手枠です(笑)

佐野 学
佐野

そんなに変わらないでしょ(笑)

舘林 俊平
舘林

彼らは推進力がありますし、ビジネスを構築していくスキルも非常に高いので、そんな彼らが細かいことを気にせずに、のびのび働ける環境を整えたり、社内の決まりごとにプロジェクトを対応させていったり、というのが私の役割です。

浅井 利暁
浅井

KDDIの風土として全社的にもそうだと思うのですが、積極性があれば若いときから新しいことに挑戦できるという部分は、すごくいいところですよね。

舘林 俊平
舘林

川本は中途採用だったのですが、私が面接を担当しました。また佐野と浅井も、もともと同じ部署で一緒に仕事をしていたので、いい関係性の中で仕事ができていると思います。

佐野 学
佐野

遠慮がない関係値なので、いろいろ言い合えるのはとてもよかったです。チャット等でこまめにコミュニケーションをとっています。特にこの4人は、下らないこと含めて、発言回数が多いという(笑)

大変だったこと、乗り越えるのが大変だった課題は?

佐野 学
佐野

もともと4月末~5月にリアル渋谷の街中で新しいエンタメ体験をいただくイベントを仕込んでいたのですが、新型コロナウイルスが流行してしまい、3月末にリアルでのイベント実施の中止が正式に確定しました。そこまで半分つくりかけていたものを、どのようにオンライン施策に転換してお客さまに楽しんでもらうか、短い期間で考えなくてはならず、そこがいちばんの課題だったと思います。

浅井 利暁
浅井

緊急事態宣言が発令され、外出自粛が余儀なくされる中、「不安だな、外に出られないからつまらないな」と感じられる方が、私たちも含めものすごく増えていたと思うんです。そんな普通ではない状況下で、その不安と退屈を少しでも解消できるような、新しい楽しみを提供できるかが課題でした。通信会社としてできることを通じて、世の中に貢献していきたいという思いが行動のモチベーションになっていましたね。

川本 大功
川本

企画していたイベントもそうですが、プロジェクトとしても「リアルな街をどう拡張していくか」がコロナ前にメインで考えていたポイントでした。前身の「渋谷エンタメテック推進プロジェクト」の立ち上げ時から、どこからでも来街できる「バーチャルな渋谷」をつくり「現実の渋谷」と連携させていくということは構想として持っていたので、緊急事態宣言を「バーチャル側を開発するチャンス」と捉えて、思い切って方向転換して企画・開発を進めました。

舘林 俊平
舘林

社内のスピード感を、このプロジェクトに合わせていくことが大変でした。特に「バーチャル渋谷」はコロナでみんなが不安になっている中で世に出すからこそ、意味が強くなってくるもの。「こういうことをしたい!」という思いを社内できちんと伝えていくことは丁寧に進める必要がありました。社内からは、「楽しそうなことしているね」「ベンチャー気質だね」と見られますが、プロジェクトを一緒に進めているベンチャー企業の方々からは、「大企業だからベンチャーが見逃しがちなポイントをおさえてくれるだろう」「いろいろな人に対する管理面をしっかりしてくれるに違いない」ということを求められる。どの案件でも、この両者との関係構築をきちんとしていくことが大変なのですが、今回はやりきれたことなのではないでしょうか。

浅井 利暁
浅井

当時を振り返ると、この様変わりしてしまった社会に対して「通信会社としてどのような貢献ができるか」を第一に考えること、これは経営層含め当社内で一貫していた考え方だったと思います。スピード感を持った社内決裁の取得というのは渋谷プロジェクトにおいて何かと大変なこともありましたが、全社一丸となってプロジェクトを進められたなという実感はあります。

今後このプロジェクトをどうしていきたい? そして、どんな未来をつくっていきたい?

佐野 学
佐野

渋谷って先進的で実験的な場所です。そんな場所でつくったサービス・体験を、他の街にも展開していきたいですね。日本国内だけでなく、世界を目指したいです。

浅井 利暁
浅井

実は2002年のワールドカップ日韓大会のとき、渋谷にいたのですが、スクランブル交差点が日本代表のユニフォームを着た若者でひしめいていて、見ず知らずの人同士で誰彼構わずハイタッチし合っていました。僕にとっての渋谷のイメージはそれがいちばん強い。いま、新型コロナウイルスの影響で、なかなか渋谷に訪れることができない方が多い中で、ワールドカップのときに感じたような人々が集い、互いに感情が高まりあうような体験を、今後も通信の力で現地、オンライン問わず生み出していきたいです。

舘林 俊平
舘林

テクノロジーに関するリテラシーの有無に関係なく、楽しさを味わえるようなものにしていきたいですね。渋谷のスクランブル交差点の映像や写真って、渋谷に来たことのない人でも(テレビなどで)一度は見たことがあるものです。テクノロジーに詳しくない人に対しても、渋谷の雰囲気を感じてもらえるかどうかを意識していきたいです。

川本 大功
川本

街の拡張って、ライフデザインそのものだと思います。いまバーチャルでいろいろやっている成果をリアルな街に還元していくこと、そしてリアルとバーチャルの連携を深め、生活空間の体験そのものを拡張していくこと。それらをやりきることで、日々の生活をよりワクワクさせるようなサービスがこのプロジェクトから生み出せたら、と思っています。

こんな想いを持ったひとと、一緒に働きたい。

佐野 学
佐野

ここにいるメンバーがまさにそうですが、自分の経験からの得意分野であったり、好きなことを持ち、社内外問わず意見をぶつけ合いながら、サービスや事業を創っていきたい、という方に、入社していただきたいです。

浅井 利暁
浅井

いまはプロモーション的な活動がメインですが、いずれは独立、分社化するなどしてプロジェクトを大きくしたいですね(笑)。というのは冗談として、KDDIはいろいろなビジネスへの挑戦を許容してくれる稀有な会社だと思います。好きなことを自身の業務に取り込んで、興味ある領域をとがらせていける会社なので、「好き」を追求したいと思う方には、ぜひ入社してほしいと思います。

川本 大功
川本

僕は2018年に中途で入社しましたが、入社直後からXRや5Gにまつわるいろいろなことに挑戦させていただけて、すごく楽しく働いています。やりたいことや得意な領域があって、それを突き詰めたいという人にぜひ入ってきてほしいです。苦手なことは、チーム内で連携しながらフォローし合ってプロジェクトを進められますし、風通しがいい会社だと思っています。

舘林 俊平
舘林

いい意味で、「上司を困らせるような人」に入ってきてほしいです。上司が困らないということは、上司の頭の中以上のものは生まれてこないということ。それってすごく面白くないことですよね。すべての領域で上司より勝るというのは難しいけれど、一点だけでも、上司を困らせる、上司を超えるような役割を果たしてくれる人がいると、この先戦えるプロジェクトづくりができると思います。

いろいろなメンバーをいかに束ねてマネジメントするかは上司の力量ですが、「困らせる」人が積極的に入社してくれるかどうかが全社の総力を上げる鍵になっているのでは。ちなみに私は川本によく困らされています(笑)。開発面でもたまにびっくりするようなことを言うんですよね、でもそれによってすごくプロジェクトが引き立っている。

川本 大功
川本

そんなに困らせてますか(笑)

舘林 俊平
舘林

「上司を困らせる自信あるわ〜」という方に、ぜひ入ってきてほしいと思います(笑)