キャリアについて聞かせてください。
朝の混雑した電車内で、スマートフォンを使って動画を観たい。こんな時、なかなか再生が始まらなかったり、途中で動画が止まってしまったりした経験はありませんか?
入社以来、私は上記のような品質が良くないエリアを探し、お客様の携帯電話やスマートフォンなどが快適に使えるよう、改善する業務を担当しています。日本全国の品質を改善するため、各地に居る担当者と協力しながら業務に取り組んでいます。また、時には海外でその地域の品質改善や、現地スタッフへのOJTを行うこともあります。
目に見えない電波が相手なので、現地に足を運んで悪い場所を探し回るなど、地道な作業も沢山ありますが、自分自身や教えたスタッフが考えた施策で品質が良くなるのは、とても嬉しく、やりがいを感じています。
プロジェクトや普段の仕事で成長した点を教えてください。
入社3,4年目で、現地の品質改善のため、ミャンマーに滞在した時のことです。配属先のチームは母国語も文化も違う10ヶ国のメンバーが居る環境で、共通言語は英語のみ。当初、語学力に自信が無かった私は、相手の話を聞くだけで精いっぱいで、自分の言いたいことがすぐ言葉にできないことに、不甲斐無さを感じていました。
そんなある時、休憩中に描いたイラストが好評だったことから、ちょっとした会話でも、図や表を使うことを心掛けるようになりました。難しい単語を使わなくても相手に伝えられるようになったことで、スタッフとの会話も増え、次第に自分が話せる言葉も増えていきました。無事プロジェクトを終えて帰国する頃には、チームメンバーはプライベートでも交流する友人になりました。
自分の想いを伝えるだけでなく、最大限相手に伝わるよう工夫することが、業務遂行のみならず、信頼関係に繋がるのだと学びました。
今後挑戦しようとしていることは何ですか?
KDDIに入社したのは、東日本大震災の経験がきっかけです。当時高校生だった私は、校庭に避難した生徒たちが一斉に携帯電話を取り出して、連絡を取る様子や、連絡がついて安堵の表情を浮かべる姿を目の当たりにしたことで、「人の想いを伝える通信の職業に就きたい」と思うようになりました。
この経験から、特に通信の技術を使った復興支援や、地方創生に興味があり、将来このような事業を扱う部署で活躍できればと考えています。KDDIが持つネットワークやその技術を活かして、KDDIだからこそできる、自由な未来を描いていきたいです。