キャリアについて聞かせてください。
初配属はコンシューマ営業。5年半関西(京都、滋賀)で、熱く面白い方々から営業のいろはを学びました。やりがいを感じていた頃、ミャンマーでの通信事業参入を機にグローバルコンシューマ事業に興味を持ち始めました。2016年に社内異動制度でミャンマーを希望しましたが、当時の上司から「現地の前に本社業務を経験しては」とアドバイスをいただき、グローバルコンシューマ事業管理部に異動し、2年間米国MVNO事業に携わりました。事業管理の知識が皆無だった私にとって、見識ある先輩方に囲まれ過ごしたこの2年間がキャリアの幅を広げる転機となりました。
2018年念願だったミャンマー赴任となり現在はMPT(ミャンマーの政府機関である通信事業者)と共同で固定通信サービス(FTTH)プロジェクトに従事していますが、営業と事業管理の経験全てが糧となり、現地で自分のできる幅が広がったと日々感じます。当時苦楽を共にした皆さまとは今でも連絡を取り合っています。
プロジェクトや普段の仕事で成長した点を教えてください。
周囲を巻き込みながら物事を推進していく力が強くなったと思います。共同事業の難しさであり面白さでもある所ですが、MPTは政府機関故の制約があったり、言葉や考え方の違いで意見が相反したりする事もあります。それでも腹を割って話せば、「お客さまにより良いサービスを提供したい」という思いは一緒です。言葉を重ね相手の事を尊重し理解する、そして同じ方向に向かって前に進めていくために、自分に何ができるかを考え行動するようにしています。
特にFTTHはエリア拡大フェーズにあり、技術チームはじめ他部門との連携が必要不可欠です。チームメンバー(営業)にも、たとえそれが自分のせいでなかったとしても、訪販代理店さまそしてお客さまに不利益が生じる事態であれば、解決のために最大限の努力をするようにと伝えています。最初はこうした行動には消極的でしたが、今では他部門連携も率先して取り組んでくれています。チームと一緒に成長している毎日です。
今後挑戦しようとしていることは何ですか?
モバイルを守る要とするためにも、ミャンマーにFTTHをもっと普及させていきたいです。日本にいると当たり前にあってあまりイメージが湧かないかもしれませんが、ミャンマーでは他国に比べ普及率が低く、カバレッジ含めまだまだこれからな状況です。赴任当初はFTTHサービスを立ち上げたばかりの時期で顧客数はわずか1,000人ほど。営工一体となるべくFTTH TFT(タスクフォース)を立ち上げ今では大幅に増えましたが、シェアNo.1に向けこれからますますの推進が必要です。TFTとして新規開局、新サービスローンチ、セールスチャネル再整備、Auto Provisioning System導入、メンテナンス体制の強化等、チャレンジングなものばかりですが、仲間としっかりやり切っていきたいです。
また、個人的スキル向上の面では、会社の事をより深く理解できるようになるため、経営や会計の資格取得に取り組んでいます。