キャリアについて聞かせてください。
私のKDDIでのキャリアは法人営業から始まりました。
入社当初から営業を担当し、法人向けのICTサービスやソリューションの提案・販売業務に従事していました。新しい業務に挑戦したいと考え、2016年にコンシューマ事業本部へ異動を希望し、コンシューマエクスペリエンス推進部やカスタマーサービス企画部などの企画部門を経験しました。
企画部門で身に着けたデータ利活用の知識がベースとなり、現在は、経営戦略本部のData&AIセンターで、社内の生成AI活用を推進する業務を担当しています。
プロジェクトや普段の仕事で成長した点を教えてください。
私が推進しているAI活用は新しい取り組みということもあり、プロジェクト開始時点で必要な情報や環境が十分に整っていないこともあります。
そのような状況でも、複数部門を横断するプロジェクトメンバーと協力して、多くの課題を乗り越えていく必要があります。
「AI」はKDDIのサテライトグロース戦略の中心に据えられているので、AI活用は大きなプロジェクトとなり、多数存在しています。それぞれに難題は多いのですが、解決の過程から得られるノウハウが次のプロジェクトに生かせた時は、自分が着実に成長できていることを実感できます。

今後挑戦しようとしていることは何ですか?
社内には複数のAI活用プロジェクトが進んでおり、それらのプロジェクトマネジメントオフィス(PMO)として参加していますが、今後はさらに大きなプロジェクトに挑戦していきたいと考えています。2025年3月に開催された世界最大級のモバイル展示会「MWC」において、PMOを担当し、「カスタマーサービスにおけるAIアバターの活用」を発表しました。
当社だけではなく世界中の各社において「AI」は注目のテーマです。AI活用に関する技術的な知識や、目覚ましい勢いで進化しているトレンドは常にキャッチアップしていく必要があると考え、現在は大学院に通っています。知識の習得だけではなく、社外の情報を肌で感じることができるので、私にとって学びが大きく非常に有意義だと感じています。