キャリアについて聞かせてください。
ベンチャー企業と大企業がオープンイノベーションで事業共創を目指すプラットフォームKDDI ∞ Labo(ムゲンラボ)の運営と、コーポレートベンチャーファンドであるKDDI Open Innovation Fundによる出資を通じて、新規事業を創出する部署に所属しています。
メインの業務はKDDI ∞ Laboでの活動を社会に情報発信するためのメディア企画です。他にも複数のプロジェクトに参加しており、さまざまな分野におけるベンチャー企業への出資検討や新規事業の企画を行っています。
私は中途入社で、入社直後から通信キャリアの事業領域にとらわれないユーザー獲得を目指した新規事業に携わり、パートナー企業との協業を推進しました。その後、事業主体となった子会社へ約4年間出向し、デジタルマーケティングや、コンシューマー向けVRアプリの企画と運用を率いていました。
本社へ帰任後は、大学スポーツやプロスポーツのファン拡大のため、パートナー企業と共にデータや5Gを活用したビジネス開発を行っていました。
プロジェクトや普段の仕事で成長した点を教えてください。
入社以来、数多くの企業や異なるバックグラウンドを持ったメンバーと一緒に仕事をする機会が多く、1つのプロジェクトで複数のパートナー企業をまたいだ仕事となることも少なくありません。
パートナーとの関係構築やアライアンス企画を経て、多面的な視点が身に付いたと感じています。アライアンス企画の担当者として10社以上で1つのWebサービスを立ち上げた際は、同じプロジェクトのメンバーでも所属する会社や部署が異なっていたため利害が一致しないことも度々ありました。その状況の中でお互いのゴールに最も近い解にどうやってたどり着くのか試行錯誤した経験から、さまざまな立場から多面的に物事を見ることの大切さを学びました。
この時に、当時の上司から粘り強く事業の目指す姿を考え続ける姿勢を学びました。解がないからこそビジネスを成功させるという強い信念を持ち続け、主体的に行動することは、現在も意識し続けています。
今後挑戦しようとしていることは何ですか?
これまでインターネットやデジタルを主軸とした企画経験が多かったため、この経験を活かしながらライフデザインの事業領域にも積極的に関わりたいと考えています。人々の生活に根付くリアルなサービスや新たなプロダクトを世の中に提案するライフデザイン事業において、自らの能力やキャパシティーをどんどん広げていきたいです。
そして大きな事業を生み出し、成長させ、社会をより良くしていけるビジネスプロデュースをしたいと考えています。これを通じて、所属部署のミッションでもある事業共創の一翼を担っていきたいです。ビジネスサイズは社会に貢献できる尺度でもあると考えているので、将来的には事業だけでなく経営にも関われるような仕事ができたらと思っています。