カルチャー

2025/02/28

KDDIで最も権威のある賞「社長賞」とは?

KDDIで最も権威のある賞「社長賞」とは?

KDDIには社内表彰が複数存在しますが、その中で最も権威のある賞は「社長賞」です。「社長賞」と名打っていることもあり、遠い存在と捉える方もいるかもしれません。そこで今回は、KDDIの社長賞はどんな案件が受賞し、社員のモチベーションなど社内に与える影響はどのようなものか、選考の舞台裏の様子などを事務局を務める総務部の吉田さんと長迫さんにお話を伺いました。

目次

【プロフィール】


吉田 奈津子

吉田 奈津子

総務本部 総務部
2024年4月にパーソナル事業本部より異動し、社内イベント全般を担当。
社長賞、KDDIスポーツフェスティバルなど、社員のエンゲージメント向上につながる事を目的とした各種全社イベントの企画と運営に携わる。
長迫 芳枝

長迫 芳枝

総務本部 総務部
2020年10月にUQコミュニケーションズより転籍。社長賞、KDDIスポーツフェスティバルなど、社員のエンゲージメント向上につながる事を目的とした各種全社イベントの企画と運営に携わる。

1. KDDIの社長賞の特徴とは

KDDIの社内表彰とは?

KDDIの社内表彰ついて教えてください。

吉田:KDDIには社内表彰の取り組みのひとつに「社長賞」があります。社長賞は、社員のモチベーション向上、職場活性化を図ることを目的として、極めて優秀な成績を収めた個人や団体に対し、その栄誉を称え授与するKDDIで最も権威ある賞です。また、社長賞に推薦された案件のうち、惜しくも社長賞に届かなかったものの、成果が特に優秀であると認められた案件に対して、「貢献賞」を授与することもあります。営業・エンジニア・カスタマーサポートなどの部門ごとに優秀な成果を挙げた社員を表彰する「ベスト賞」も同時に選考され表彰の対象となります。これらは全社における取り組みですが、KDDIでは各部内で独自に設定している表彰制度などもあります。

社内表彰は、時代にあわせて変化させてきたと聞きました。

長迫:はい。社長賞は2002年に始まった取り組みで20年以上の歴史がありますが、KDDIを取り巻く環境や時代に合わせて少しずつ変化させてきました。最近では、社会貢献や環境価値の観点から、評価基準にサステナビリティの要素を盛り込んだり、KDDIの事業戦略である「サテライトグロース戦略」にあわせて、応募資格をグループ会社にも拡大したりしました。

表彰はどのように行われるのでしょうか?

長迫:社長賞に輝いた社員は、入社式なども行う広い会場で実施する表彰式に招かれ社長より表彰状が授与されます。かなり広い会場ですし、オリジナルムービーを投影するなどして、華々しく実施します。表彰式の様子は全社にライブ配信され、各自の取り組み内容や、共に協力してプロジェクトを進めてきたメンバーへ感謝の言葉を語る姿は非常に印象的なものです。表彰式のあとには、役員がホストとなりパーティーが開催されますが、受賞者と社長や役員が和やかな雰囲気の中で写真撮影や談笑をしている様子は、このパーティーだけで味わえる特別な雰囲気ではないかと思います。

パーティーでの様子
パーティーでの様子

▲パーティーでの様子(左から髙橋社長と受賞者の社員)

どのような案件が受賞されるのか教えてください。

吉田:「社長賞」と名打っていますが、選考会においては、複数の役員が携わっています。2024年度に「社長賞」を受賞した案件をご紹介します。

社長賞ゴールド
 SpaceXとの提携による新たな通信価値の創出
社長賞シルバー
 スイングバイIPOによるソラコム上場
社長賞ブロンズ
 携帯電話業界初!「auマネ活プラン」の導入
社長特別賞
 令和6年能登半島地震 復旧支援活動

2. 社長賞が社内に与える効果とは

社長賞が社内に与える効果とは

社長賞は社内においてどのような効果があると考えますか。

吉田:一番強く感じているのは、モチベーション向上です。社長賞にエントリーされる案件は、部門横断での100名規模のプロジェクトになることも少なくありません。また、社長賞受賞をきっかけに、改めてお互いを称え合って、メンバー間での結びつきが強まっていると感じています。賞賛の文化の起点のひとつになっていますね。
また、受賞案件の紹介では受賞者のインタビューも交えて内容をわかりやすく紹介するビデオを制作し、授賞式で投影します。これは、さまざまな取り組みを社内に広く知っていただくきっかけにもなっています。

長迫:私たちは、事務局として授賞案件を決定する選考会に立ち会っています。選考会では、選考委員である役員の前で案件のプレゼンテーションを実施するのですが、緊張しつつも熱のこもったプレゼンテーションを聞いていると、皆さんの熱いおもいが伝わってきます。中には、過去に惜しくも受賞を逃してしまっても、受賞に向けて何回もチャレンジする方がいます。そういう意味で社長賞は、さらなる業務のブラッシュアップを目指し、次のステップへ向けて再びチャレンジするという好循環を生みだしています。
KDDIでは、社員のエンゲージメントを定期的に確認していますが、その結果を分析してみると、受賞者は全社平均と比較してスコアが高いことがわかりました。取り組みの積み重ねが、社員エンゲージメント向上と業務スキルやキャリアアップに結び付くことで最終的には社員それぞれの「キャリア自律」につながっていると考えています。

※エンゲージメントは、「組織や仕事に対して自発的な貢献意欲を持ち、主体的に取り組めている状態」を指します。エンゲージメントが高まると組織のパフォーマンスが高まり、企業収益も向上するといわれています。昨今では欧米を中心に注目され、日本企業においても関心が高まっています。

社長賞が社内に与える効果とは

3. 担当が込める社長賞への思いと、これから

担当が込める社長賞への思い

社長賞の展望を教えてください。

吉田:社長賞のプレゼンスをもっと向上させていくために、選考会や表彰式にも工夫を凝らし、社内で最も権威ある賞として、より相応しい賞賛の場にしていきたいと考えています。そして、社員一人ひとりが互いを認め合い、成果を称え合う企業風土をますます醸成していけるよう、社長賞も進化を目指していきます。

最後に読者へメッセージをお願いします。

吉田:社長賞というと、入社したばかりの方は、受賞には程遠いと考える方もいらっしゃいますが、KDDIの社長賞は誰にでもチャンスがあります。実際、受賞するメンバーは、現場で活躍する若手社員が中心となっています。日頃から若手が活躍できる企業風土がベースとなっているからこそだと思います。

長迫:挑戦を推奨し成果を正当に評価するのが、KDDIの企業文化です。新入社員でも大きなプロジェクトでプレゼンテーションを行う機会も多く、早い段階から戦力として活躍しています。そして、自身の取り組みは周囲からしっかり評価されるので、実力を発揮できる環境が整っていると思います。
また、KDDIグループは全体で6万人以上の社員が在籍していますが、社長から直接称賛される機会があるというのは、非常に価値のあることだと思います。

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