REAL

さまざまな制度や働き方について、社員はどのように捉えているのか、リアルな意見や本音を語っていただきました。

Talk2

社内制度を活用した働き方

働き方改革をはじめ、現在は個人のライフスタイルに応じた働き方が増えています。KDDIでは、フレックスタイム制や変形労働制、裁量労働制、時短勤務など、さまざまな制度を導入しています。制度を利用することで、どのようにワークライフバランスを実現しているのでしょうか。実際に利用している3名の社員に教えてもらいました。

座談会メンバー

  • 中北 衣美
    中北 衣美
    ソリューション営業部
    金融営業部
    営業3G
    2011年入社
  • 東 怜子
    東 怜子
    パーソナル企画統括本部
    アライアンス企画部
    パートナー推進G
    2005年入社
  • 米谷 亮比古
    米谷 亮比古
    サービス統括本部
    5G・xRサービス戦略部
    ビジネス戦略G
    2010年入社

※掲載されている情報は、撮影当時のものとなります。

Theme.1

どのような勤務形態で働いているか教えてください。

中北 衣美
中北

私は産休・育休明けから、9~16時までの「時短勤務」に切り替えました。職場に復帰後もフルタイムで働いていたときと同じ部署で、業務内容もほぼ変わっていません。周りにも私と同じように時短勤務を利用している人は多いと思います。
例えば直属の上司は、育休から復帰後にマネージャー試験を受け、現在は管理職といった“働く女性の鏡”のような働き方をしていて、私自身もすごく参考になっています。

東 怜子

私も中北さんと同じく育休から復帰したばかりです。労働時間の自由度が高い分、私は成果に重きを置いた「裁量労働制」を利用していた経験があります。今は子どもが小さいため、朝8時半くらいから業務を開始し、保育園へのお迎えをするため17時くらいに一度業務を終了して、子どもが寝てからまた残りの業務を行うといった、フレキシブルな働き方をしています。

米谷 亮比古
米谷

私はコアタイムの10~15時以外は出社・退社時間を自由に設定できる「フレックス制度」を利用しています。現在、子どもが2人いて夫婦で家事・育児を分担しているので、主に保育園の送り迎えなどで、フレックス制度を最大限に活用させてもらっています。

Theme.2

現在利用しているKDDIの働き方制度について、
うまく活用できていると思いますか?
活用できている理由(活用しきれていない理由)があればお答えください。

中北 衣美
中北

うまく活用できていると思います。育休中は「復帰したらバリバリ働こう」と思っていたものの、まずは仕事と家庭の両立になれるため時短勤務を選びました。結果的に、保育園の帰りに子どもと公園に寄って遊ぶ時間を捻出できるなど、心と体の余裕がもてていると感じています。今後も、今の働き方に慣れてきたら「変形労働時間制」に切り替えるなどして業務時間を少しずつのばしながら、家族との時間とうまくバランスを取っていきたいですね。

東 怜子

現在のところは、うまく活用できていると思います。私のように子育て中などで時間が限られている場合でも、ある程度成果を出せる環境なのではないでしょうか。ただし勤務時間に制限がない分、働こうと思えば働けてしまうという面もあるので、自分でしっかりとオン・オフを分けることが必要です。

米谷 亮比古
米谷

私の場合は、個人だけでなく部署全体でフレックス制度を利用しています。私の部署が行っているコンテンツサービスの企画やイベント準備といった業務は、忙しさに波があるんですよね。フレックス制度は、そういった業務の波に合わせて勤務時間にメリハリをつけられるところもメリットに感じます。また、メリハリをつけるためにも“自律的に判断する力”が求められる気がします。

Theme.3

利用している働き方制度に対して、どのように感じていますか?

中北 衣美
中北

時短勤務は「責任のある仕事が任されにくい」というイメージがあるかもしれませんが、いざ自分が職場復帰をしてみると、以前と同じように仕事を任せてもらえました。最初は時短勤務で仕事がこなせるのか不安もありましたが、担当する企業数を減らしてもらうとか、16時以降の対応は上司や他の社員にフォローしてもらうとか、周りの理解や協力のおかげでうまく仕事ができていると感じます。
また、お客さまにも事前に勤務状況をお伝えしていたら、かえって向こうから気を遣っていただくこともありますよ。

東 怜子

私もこういった制度にはポジティブなイメージをもっています。実際に自分がフレキシブルに働けていることもあるので、“働く側”にとってはメリットの多い制度だと感じますね。その一方で、各メンバーの勤務時間のマネジメントをしなければいけないなど、“管理する側”の負担もあるので、今後工夫していく必要があると思います。

米谷 亮比古
米谷

私もフレックス制度に対しては、「仕事のメリハリがつきやすい」「柔軟な働き方ができる」といった、ポジティブなイメージを持っています。ただ、東さんもおっしゃっているように、マネジメントがしづらいという点では、管理する側と働く側が、もっと積極的に意思表示やコミュニケーションを取っていく必要はあるだろうと感じますね。

Theme.4

働き方制度を利用してみて、仕事に対する意識や姿勢は変わりましたか?

中北 衣美
中北

時短勤務は働く時間に限りがある分、作業を効率化するスキルを身につけやすいのかなと思います。私も自然と、案件の獲得方法などについて計画を練ったり、考えたりする時間を以前よりも長く設けるようになっていました。

東 怜子

私も、以前よりさらに業務のスピードアップを意識するようになりましたね。例えば、メールの文面をシンプルにするとか、会議の時間を短縮するとか。今までなんとなく時間を割いていたことも、工夫をすればもっとコンパクトになるのだなと感じました。

米谷 亮比古
米谷

繁忙期やそうでない時期を考慮して仕事ができるので、フレックスを利用することで効率化できています。そうやって得た時間を、家族との時間にあてられるのも、この制度で得られる利点だと思いますね。また、先ほど中北さんもおしゃっていたように、自分の働き方を“周りに共有しておく”ことも効率化の大事なポイントだと感じます。

Theme.5

「こうすれば、もっと労働環境がよくなりそう」
と感じている点があれば教えてください。

中北 衣美
中北

私はわりと今の制度を活用できていると感じるので、改善点はあまり思いつかないです。ただ、どうしても時間的な制約があるのは事実なので、組織全体でフォローしあえる環境を作ることは必要だと感じます。時短勤務や変形労働など制度は充実しているので、それらをうまく組みあわせて、さらに個人に合った働き方ができたらいいのかなと思いますね。

東 怜子

私も制度自体の改善というよりは、“制度を利用している人・していない人”の差をどう埋めるのかが課題なのではと思います。現状でも、同じ部署内で制度を使っている人、使っていない人が混在していますし。また、とくに現在のようなテレワークが中心となると、一人ひとりの業務が見えづらいため、マネジメントをする人の管理・評価方法も改善すべきポイントだと感じます。とはいえ、数年前からどんどん働き方は柔軟になっていると思いますし、制度としてはきちんと整っている印象です。

米谷 亮比古
米谷

私も2人と同じく改善点などは思いつかないものの、制度自体も今の時代・これからの時代に合ったものへ変わっていく必要があるのではと思います。たとえばテレワークを積極活用している現在の状況だと、仕事と家庭の境目がこれまでよりも薄れ、朝起きたその瞬間から仕事に取り掛かる人もいれば、家庭の時間と上手に両立させる人もいるでしょう。働き方が多様化することで、コアタイムの考え方も柔軟になっていくべきかと思います。また、それに伴い、先ほど東さんがおっしゃった「マネジメント方法の見直し」も大切ですよね。

Theme.6

最後にKDDIの入社を考えているみなさんに対してメッセージをお願いします。

東 怜子

これはKDDIに限らずですが、どんどん働き方が自由になる一方で、その分「成果」が重視されるという、ある意味で厳しい環境になっていると思います。ですが、KDDIには若くても新しいことに挑戦している人や、大きなプロジェクトで成果を出している人もたくさんいるので、ぜひ自分が成果を出せる“ベストな働き方”を模索して、自分や会社の成長に貢献していただければと思います。

中北 衣美
中北

KDDIは、柔軟に働ける環境が整っていて、私のように時短勤務でも仕事を任せてもらえるなど、チャレンジできる機会もたくさんあります。また、その時々のライフステージに合わせた勤務制度を活用しながら、長く働き続けられる会社です。

米谷 亮比古
米谷

これからますます事業が多岐にわたるのと同時に、仕事の得意領域やパフォーマンス・成果の出し方は一人ひとり違ってくると思います。KDDIは、そんな中でも多様な勤務制度があることで、自分がパフォーマンスを出しやすい働き方や仕事の取り組み方を見つけられやすい会社だということ。これから入社する方にはそれをお伝えしておきたいですね。