ABOUT
お客さま・社会を通信でつなぐ、そしてともに未来へ
強靭な通信インフラと先端テクノロジーの活用で、お客さまのコミュニケーションを支え、社会が抱えるさまざまな課題の解決に貢献することで、すべてのステークホルダーの皆さまから愛され、信頼される企業を目指します。
ライフラインを担う通信事業者の使命を果たすために
KDDIは発足以来、「豊かなコミュニケーション社会の発展に貢献する」という企業理念を掲げ、重要なライフラインを担う通信事業者の使命として社会課題の解決に取り組んできました。中期経営計画(2019‐21年度)では、「社会の持続的な成長に貢献する会社」を目指す姿に掲げています。
私たちKDDIは、自社の成長のみならず社会課題にしっかりと向き合い、SDGsの取り組みを通し、経営方針に基づいた「既存事業の持続的成長」と「新たなイノベーションへの挑戦」という両軸での成長を実践することで、持続的な成長を目指しています。

社会の持続的な成長に貢献するために
KDDIは、社会の持続的な成長に貢献するため、6つのマテリアリティを中心とし、全社でサステナビリティ活動を推進しています。特にSDGsに関しては、命、暮らし、心をつなぐ「KDDI Sustainable Action」を通じ、KDDIグループとして社会課題の解決に取り組み、社会とともに持続的な成長を目指しています。

【命をつなぐ】
どんなときもつながり続ける通信インフラの整備
ライフラインを担う通信事業者として、KDDIは、24時間365日、いかなる状況においても、安定した通信サービスを提供する責務があります。災害に強い設備の導入、継続した災害対策訓練の実施、大規模災害発生時のあらゆる事態を想定し準備と対策を日々実施しています。災害発生時には被災地エリアのお客さまが一刻も早く安心・安全に携帯電話をご利用いただけるよう、「車載型基地局」や「可搬型基地局」等を全国に配備しています。加えて、陸上での携帯電話サービスの提供が困難な場合の沿岸部対策として、「船舶型基地局」を配備しています。さらに、孤立被災地対策として、ヘリコプターやドローンを活用した基地局の実用化を進めています。

【命をつなぐ】
地球環境保全への取り組み推進
KDDIは、2017年度から2030年度までの第4期環境保全計画「KDDI GREEN PLAN 2017–2030」を策定し、実行しています。「地球温暖化対策」「循環型社会の形成」「生物多様性保全」を3つの重点課題として推進しています。特に「地球温暖化対策」では、COP21で採択されたパリ協定の長期目標および政府の地球温暖化対策計画を踏まえ、2030年度の自社CO₂排出量削減目標を、2013年度比7%削減と具体的に設定し、取り組みを推進しています。さらに、再生可能エネルギーへのシフトを強力に進め、2050年までにCO₂排出量実質ゼロを目指し、ICTの活用によって社会の環境負荷を低減します。

【暮らしをつなぐ】
5G、IoTなどの先端技術を活用し、地域主体の持続的発展を実現
地域課題の解決を持続的取り組みにするため、KDDIは、現地で継続的に支える地域の企業や人財育成こそが「鍵」であると考えます。5G、IoT、AI、ドローンなどの先端技術や、デジタルトランスフォーメーション(DX)時代のビジネスノウハウを、地域の教育機関と連携し提供します。また、起業機運の醸成、ICTや最新の経営ノウハウを持つ地域人財の育成を目指し、教育環境整備に向けた取り組みも進めています。取り組みの一環として、岩手県立大学と地域活性化を目的とした包括的連携協定を締結し、2019年7月からは人財育成プロジェクトの一環として、文部科学省採択事業 enPiT(注)カリキュラムの講義を実施しています。
注) enPiT: 成長分野を支える情報技術人財の育成拠点の形成

【暮らしをつなぐ】
学びの機会と先端技術を融合し「エデュテインメント」の場を提供
KDDIは、グループ会社が運営する子どもの職業・社会体験施設「キッザニア」内に期間限定で開設された「南極研究所」パビリオンに、ドーム型VRスペースを提供しました。VRなどの先端技術を組み合わせたアクティビティでは、子どもたちが南極地域観測隊の一員となり、生物学者として生息するペンギンの個体数の観測をします。南極地域観測隊の仕事を体験することで、地球環境のこれからについて楽しく学ぶ機会を提供しました。
KDDIは今後も持続可能な社会の実現、それを支える子どもたちの豊かな未来の創造をコンセプトにさまざまな体験価値を提供します。

【暮らしをつなぐ】
通信インフラ整備とサービスの提供で途上国の基盤を整備
KDDIは、通信インフラ改善が急務であったミャンマーにおいてミャンマー国営郵便・電気通信事業体(MPT)および住友商事株式会社との共同事業を通じて通信サービス環境整備を進め、現在では全土でスマートフォンの利用が可能となりました。さらなる通信サービスの品質向上を目指し、次世代を担うMPT職員の長期研修プログラムを日本で実施しています。
また、KDDI財団は、KDDIが培ってきた海底用ケーブルの技術を応用し、ネパール西部山岳地帯のダル地区に、光ファイバーとWi-Fiを組み合わせた広帯域な地域ネットワークを構築しました。今後、ICT環境の整備が進み、医療や教育、観光など、さまざまな用途に活用される予定です。

【心をつなぐ】
手軽で便利に利用できる決済・金融などのサービス提供
人々のライフスタイルが多様化する中で、金融システムも複雑化・多様化してきています。KDDIは、2008年に「じぶん銀行 (現 auじぶん銀行)」を設立するなど、金融サービスに積極的に取り組んできました。2019年4月には、決済・金融事業のさらなる強化を目的として中間金融持株会社「auフィナンシャルホールディングス」が業務を開始しています。金融サービスをワンストップで提供することにより、お客さまに「金融」をより身近に感じていただけるよう、スマートフォンを入り口に、安心かつ便利な決済・金融体験を提供する「スマートマネー構想」を加速していきます。
【心をつなぐ】
ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)の推進
「KDDIフィロソフィ」では目指す姿の一項目に「ダイバーシティが基本」を掲げています。性別・年齢・国籍・障がいの有無・性的指向・信仰など、多様な個性や価値観を互いが尊重し、理解し合うことが、会社の持続的成長に不可欠であると明記し、多様な人財が互いに認め合いながら共に活躍できるよう、D&I推進に取り組んでいます。障がい者、LGBTの活躍支援も推進し、誰もが働きやすく活躍できる職場環境を整備して、多様性を尊重する企業文化の醸成を目指します。また女性活躍推進は経営課題として捉え、さまざまな育成施策により、女性リーダーの育成・登用に注力しています。

【心をつなぐ】
働き方改革の実行、誰もが健康で働きがいを感じられる社会を
KDDIは、社員の健康を重要な経営課題と捉え「KDDIグループ健康経営宣言」を表明し、社員一人ひとりの健康を組織で支える体制を構築するとともに、さまざまな取り組みを積極的に推進しています。従来の働き方からの抜本的な意識・行動変革を促し、すべての社員が健康でイキイキと働きながら、高いパフォーマンスを発揮できる職場環境の実現に向け、専担組織「働き方改革・健康経営推進室」を設置しました。2019年より社内カウンセラーによる全社員面談を年2回開催し、職場環境の改善や医療連携などを実施しています。
