社会の持続的成長への取り組み研究開発

新技術の開拓と社会実装により
豊かな未来を創出

KDDIは、世界トップレベルの技術の活用や多くのパートナーとの連携を通じた研究開発により、
新技術の開拓と通信技術の高度化に挑戦するとともに、
お客さまがワクワクできる豊かな社会の実現と社会課題の解決に貢献します。

世界一を目指した研究開発

新たな世界の実現を目指し高度な目標への挑戦

2019年6月、KDDI総合研究所が参画する日本発の海底探査チーム「Team KUROSHIO」は、探査ロボットによる超広域高速海底マッピングをミッションとするコンペティション「Shell Ocean Discovery XPRIZE」に挑戦し、準優勝を収めました。これまでKDDIでは、自律型水中ロボットや水中音響通信など、海底ケーブル整備のための技術を培ってきました。コンペティションでは、これらの技術を生かした複数の水中ロボットを連携して運用する独自の探査技術で、超広域高速海底マッピングを成功させました。

無人洋上中継器。海中の自律型水中ロボットから得られたデータを衛星通信により送信する船舶型ロボット。衛星通信を介して遠隔操作が可能。
結果発表セレモニーの様子(XPRIZE財団およびTeamKUROSHIOメンバー集合写真)

通信の高度化のための研究開発

4G・5Gの同一周波数帯内での共存による高効率ネットワークの実現

KDDIは、5G時代を見据えた通信技術の研究開発を推進しています。2018年9月には4Gと5Gを同一周波数帯内で共存させるための新たなシステム間干渉抑制技術を考案し、実証実験に成功しました。これにより、4Gから5Gへの移行期において、より高効率な4G・5Gシステムの共存が可能となり、どちらかのシステムにユーザーが偏ることにより発生する周波数利用効率の低下と通信品質の劣化を防ぐことが可能です。

AIを用いた運用自動化による安定したネットワークの実現

KDDIは、安定した通信インフラの提供のため、通信ネットワークの運用自動化技術の研究開発に取り組んでいます。2018年7月には、総務省の研究開発課題「革新的AIネットワーク統合基盤技術の研究開発」を受託しました。5G時代にさらに複雑化するネットワークの設計・制御・運用に対して機械学習・AIを用いることで、多様化するサービス要件を満たしつつ、安定した通信インフラ提供を可能とするネットワーク運用技術の確立を目指します。

社会課題解決のための研究開発

安心・安全な通信の実現

KDDIは、通信の安全性確保のため、暗号技術の研究開発を積極的に推進しています。特に、既存の公開鍵暗号を現実的な時間で解読できる量子コンピューターの登場や、計算能力に制約のあるIoT機器の普及に対応するため、より安全で高速な次世代公開鍵暗号の研究に取り組んでいます。格子暗号の暗号解読コンテストで世界記録を樹立したことに加え、従来方式と比べて鍵生成処理が約1万倍、復号処理が約200倍高速な格子暗号の独自実装方式を確立しました。

自由で安全なモビリティ社会の実現

自動運転車両。5Gの低遅延・大容量通信により、時速30kmで安全に走行することが可能。

KDDIは、自由で安全なモビリティ社会を実現するため、自動運転技術の高度化を進めています。2019年2月には、国内で初めて、一般公道において5Gを活用した複数車両の遠隔監視型自動運転の実証実験に成功しました。低遅延・大容量な5Gの利用で、より安全に自動運転車の監視・制御を行うことが可能です。実験では、運転席を無人にした2台の自動運転車を、1名の監視者が遠隔から同時に監視し、緊急時には遠隔制御に切り替えて走行ができることを実証しました。

社会の持続的成長への取り組み