Tomorrow, Together KDDIRECRUIT 2021

5Gを活用して示した
次世代セキュリティのカタチ

2019年8月、KDDIは花園ラグビー場でセコムさまと協働して、
国内初の5Gを活用したスタジアム警備の実証実験を成功させた。
しかし、テストも合わせて4日間という前例のないスケジュールに挑まなければならかった。
どのようにして乗り越えたのか。
中心メンバーとしてこのプロジェクトを牽引した4名の社員に当時の様子を振り返ってもらいました。

東大阪市花園ラグビー場

神村 吏

神村 吏ビジネスIoT推進本部
主任

前田 真里

前田 真里ビジネスIoT推進本部
課長補佐

小谷元樹

小谷 元樹渉外・広報本部
課長補佐

山崎 颯

山崎 颯次世代基盤整備室

※掲載されている情報は、撮影当時のものとなります。

このプロジェクトの
具体的な内容について教えてください。

前田 前田

東大阪市花園ラグビー場で、セコムさまとKDDIグループが連携して取り組んだ、国内初の5Gを活用したスタジアム警備の実証実験です。

小谷 小谷

KDDIのスマートドローン、セコムさまの自律走行型巡回監視ロボット「セコムロボットX2」、およびカメラを装着した警備員を配置し、それらが撮った4K映像をセコムさまの移動式モニタリング拠点「オンサイトセンター」へ5Gでリアルタイムに伝送。広範囲なエリアを高精細な映像で確認できるだけでなく、KDDI総合研究所のAIによる人物の行動認識機能で、リアルタイムに不審者などを自動検知し、管制員に通知できるかを実証するというものです。

神村 神村

セコムさまとは2001年ココセコムサービススタート以来長年パートナー関係を築いてきました。2017年5Gの技術実証で提携、2018年にはau 4G LTEを活用したドローン警備の実証実験に共同でチャレンジするなど、つねに協力しながら新しい技術で新たなセキュリティサービスの開発に取り組んできました。最初は技術実証のみの試験でしたが、徐々に内容を高度化していく中で、今回の花園ラグビー場での大規模イベントを想定した実験にこぎつけました。

4人それぞれが担った役割を教えてください。

神村 神村

私は、前田さんと2人でセコムさまの営業を担当しているので、このプロジェクトでは、プロジェクト全体の進捗管理や、セコムさまとKDDIの技術メンバーをつなぐ橋渡し役を担っていました。

前田 前田

AIならKDDI総合研究所、5Gは次世代ネットワーク開発部といったような各技術によって担当部門が異なります。各方面からの情報をまとめて、セコムさまへ報告し案件の検討を進め、決定した事項をKDDI各部門へ持ち帰り共有することを、私たち営業が行いました。

山崎 山崎

私は2017年から国のプロジェクトでセコムさまと一緒にドローン警備を進めてきたので、そこで培った知識やノウハウを活かして、ドローンはもちろんロボットや警備員が装備したカメラと5Gとの連携を技術面からサポートし、当日行う警備シナリオの構成も立案しました。

小谷 小谷

広報に異動してずっとドローン関連のプレスなどに関わっており、このプロジェクトでも、最初はそれでアサインされました。ただ、社外も含めると10部門以上、100人を超す人たちが関わる大規模なプロジェクトを短期間で遂行させなければいけなかったので、営業2人だけでプロジェクト全体を管理するのは大変でした。そこで、私はシナリオ通りに全て進行できるようにリハーサルの管理・進行をかって出ました。

前田 前田

小谷さんは、その他にもプロジェクトが動き出す前に、KDDIとしてニュースバリューを出していくための広報的な観点でアドバイスをくれました。AIを実証実験に導入できたのも、小谷さんのおかげです。

小谷 小谷

普段は、ニュースリリースの作成や、メディアに向けて情報発信で関わることが多い広報ですが、今回はプロジェクトの立ち上がりから携われたので、山崎さんと一緒に2年前からドローンに関わっていた経験なども活かせたと思います。

プロジェクトを実現する上で
大変だったことは何でしょうか?

前田 前田

まずは、実証実験を行う花園ラグビー場がRWC(ラクビーワールドカップ)直前ということで8月13日〜16日の4日間しか利用できず、事前に現地でテストを行う時間がとれなかったことです。

山崎 山崎

この期間に、テストも公開実験も完了しなければならなかったので、万一問題が起きた場合に16日までにリカバリーできないかもしれないというリスクのある中での実証実験となりました。

前田 前田

そんな状況なので、KDDIの技術メンバーも「ある程度時間を確保したい」ですし、セコムさまも「テストを行うための十分な時間がほしい」。限られた時間の中でも、両者が「これならいける」と確証できるテストが行えるように、私たちの方では綿密なスケジュールを組むことにしました。

神村 神村

もちろん、いくら事前に予定を立てても、さらに細かい状況は現地でしかつかめないことも数多くあったので、現地に入ってからは、小谷さんが中心となって、朝からその日にやるべきことや変更点などを確認。

小谷 小谷

さらに最終日に行う公開実験では3〜4つのシーンを同時進行で進める必要があったので、それがシナリオ通りに揃わず、さらに秒単位でシナリオのタイムテーブルを組み直し、何度もリハーサルを行いました。

大変な中でも、
最終的にトラブルなく実証実験を行えた
要因は
何だったのでしょうか?

山崎 山崎

一番は技術メンバーの対応のおかげです。この短期間の中で、5Gのエリアを完成させてくれたことが、成功できた大きな要因だと思います。

小谷 小谷

お客さまにとってつながることが当たり前――技術者の皆さんは、つねにその想いをもって開発や運用に取り組んでいます。たとえ、それが新しい技術だったり、難しい条件であってもやり遂げる。KDDIの技術力と、技術者としての誇りがあるからだと思います。

神村 神村

技術メンバーとセコムさまをつなぐ私たち4人を含めたスタッフが与えられた役割はもちろん、それ以外の業務も分担して対応していったこともあると思います。それに実証実験前には私たち営業と山崎さんで、豊洲試験環境施設に入り、技術の方々と共に事前試験を実施しました。当時はなかなかよい結果が出せずに苦戦していましたが、技術メンバーと一緒に根気強く取り組んだことで、技術者との信頼関係を構築できたのだと思います。

前田 前田

「自分の仕事はここまでです」と、線を引いてしまっていたら、技術メンバーの苦労も分かりませんでした。それに、本番前のこちらからの無理な要望にも応えてもらえたのは、このときのつながりがあったからだと思います。

神村 神村

個人的に一番うれしかったのは、セコムさまから私たちの役員宛に「ほんとにあの営業のお2人はよく動いてくださいました」と、おっしゃっていただけたことです。直接言われるよりも、こうした言葉をいただいたほうが、本当に思ってくださったのだなっていうのを心から感じます。

前田 前田

上司からも「そんな部下をもって誇らしいよ」と言ってもらうことができました。

神村 神村

しかし、このプロジェクトはセコムさまのサポートなくては実現できなかったと思います。実際、セコムの本部長さまや、プロジェクト全体を統括されている方も直接現地に入って指示を出し、動いてくださったので非常に有難かったです。

このプロジェクトを通じて、
改めてどのようなことを感じましたか?

前田 前田

今回のように、業界のトッププレイヤーのお客さま(企業)と連携することで、これまでにないサービスを創ることができるということを改めて実感しました。お客さまニーズを把握し、そこに新しい技術をどうやって掛け合わせていけるかを日々模索していけば、まだまだ可能性は広がると思います。

山崎 山崎

今5Gは注目されていますが、実際は5Gを使って何をやるかを企画することが大事。そのニーズをいち早くキャッチできるのは、お客さまと相対している営業です。営業と技術者が密にやり取りすることで、お客さまが求めている5Gを活用したサービスも見えてきます。このプロジェクトを通して、一つのカタチが見えた気がしました。

神村 神村

山崎さんの言うように、今回のプロジェクトでニーズをカタチにできたと思います。もちろん、課題も浮き彫りになったので、それを開発にフィードバックして、今後さらにバージョンアップしていけば、社会の課題を解決できるサービスはできると思います。

小谷 小谷

今回は大規模施設での警備でしたが、たとえば、地方でいえば、近くにお店がなく、高齢者の方が買い物できないという不満を解決するために、ドローンでモノを配送することが考えられたりします。KDDIなら、それが夢や理想ではなく、現実のものとして実現できると思います。

リーディングカンパニーのお客さまと連携して
次世代サービスを創出し、社会的な課題を解決。

日本は少子高齢化に伴い、労働人口が減少し、警備員の確保はどんどん難しくなってきます。だからこそ、今後ドローンやAI、ロボットなどの次世代セキュリティが必要不可欠になってきます。2019年には5Gのプレサービスがスタートします。
これからも、KDDIは最先端のテクノロジーを活かすのはもちろん、それで何ができるかをつねに追求しながら、セコムさまのようなリーディングカンパニーと連携し、社会的課題を解決していきます。

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