DIVERSITY
KDDIは、「KDDIフィロソフィ」第1章目指す姿の1項に「ダイバーシティが基本」を掲げ、性別・年齢・国籍・障がいの有無・信仰など、多種多様な個性や価値観をお互いが尊重し、理解しあうことが、会社の持続的な成長に不可欠であると明記し、全社でダイバーシティ&インクルージョンを推進しています。

多様な人財の働く環境
障がいのある社員の支援
障がいのある社員が、障がい特性に合わせて安定的な職業⽣活を送れるよう、アンケートに基づく本⼈への⽀援に加えて、上司を対象としたガイドブックを提供するなど、就業環境の整備を進めています。
聴覚障がいにより情報保障が必要な社員に対し、音声をリアルタイムで文字に翻訳するアプリ「UDトーク」がインストールされた端末を配布し、日常業務や職場社員とのちょっとした情報交換に役立てています。
「ACEアワード 2019」でグランプリを受賞
KDDIでは、各職場で障がいのある社員が多数活躍しており、一般社団法人企業コンソーシアム(ACEが主催するACEアワードで、企業で活躍する障がい者のロールモデルとして、参加企業最多の3名の社員がグランプリを受賞しています。
2019年度グランプリを受賞した鈴木雅弘は、KDDI総合研究所に勤務し、先端技術の調査・技術開発などを行っています。自らの経験と着想から、障がい者のみならず高齢者にとっても使いやすいスマホの開発・商用化を実現しました。他社との共同プロジェクトチームのリーダーとして、コミュニケーションツールを最大限活用しながら、チームをけん引する姿勢が高く評価されました。

外国籍社員の活躍促進
KDDI は、外国籍社員が⽇本においても快適に就業し、能⼒を存分に発揮できるよう、永住権の取得や扶養家族、厚⽣年⾦などの制度に関する情報提供を⾏っています。また、宗教に配慮した礼拝スペースも設置しています。外国籍社員が⼈種や宗教によって差別を受けないよう、マルチカルチャーについてわかりやすく解説したガイドブックを社内イントラに掲載しています。
LGBTQ+に関する理解向上と、個々を尊重した職場環境づくり
LGBTQ+(セクシュアルマイノリティ)当事者がイキイキと安心して働けるよう、様々な取り組みを行なっています。2013年度よりセミナーやE-ラーニングを実施し、LGBTQ+に対する社内の理解向上を図ってきました。2016年度には、採用時のエントリーシートから性別欄を廃止しました。
2017年度には、社内規定における配偶者の定義を改訂し、同性パートナーも配偶者に含め、社内制度の適用対象者としました。さらに、2020年度には、会社が認めた同性パートナーとの子についても、社内制度上 “家族” として扱う「ファミリーシップ申請」を新たに導入しました。
その他、アライ(理解者・支援者)の拡充を目的に、「KDDI ALLY」ロゴステッカーを作成、PCなど周囲から見える場所に貼ることで、アライを可視化したり、アライコミュニティを形成し、LGBTQ+を身近に感じてもらう活動を開始したりしています。
それらの取り組みが評価され、企業におけるLGBTQ+施策の評価指標であるPRIDE指標の最高位となる「ゴールド」を2016年度より6年連続で受賞しています。


健康経営の促進
2018年4月髙橋社長よりKDDIグループ健康経営宣言「社員が幸せで、活力ある企業であり続けるために社員の「健康」が重要な経営課題と捉え、企業理念のもと、社員一人ひとりの健康を組織で支える健康経営を推進する」を発信しています。
この宣言をうけ当社では、重点的な取り組みとして、健康診断結果の有所見者比率の改善、社員喫煙率の低下、メンタル不調による休職者数の削減を目指し、全社を挙げて取り組んでいます。
これまでの主な健康施策には、健康ポイントプログラム「KDDIワクワクポイント」の導入(2019年4月~)、全国106拠点のKDDIオフィスの全面禁煙(2020年4月~)社内カウンセラーによる年2回の全社員面談の実施(2019年5月~)。
さらに今年度、心身に不調を持つ社員を早期に社内カウンセラーの面談に繋げる目的で、「AI」を活用した仕組み「AI社員健康管理」(2020年9月~)を導入しました。健康経営優良法人2021ホワイト500も取得しています。
