ABOUT
KDDIは、通信を中心に周辺ビジネスを拡大する「通信とライフデザインの融合」をより一層推進し、
国内はもとよりグローバルにおいても、5G/IoT時代における新たな価値創造を実現し、
お客さまの期待を超える新たな体験価値の提供を追求しています。
ビジネスセグメント
お客さまと共に歩み、お客さまのビジネスに貢献する真のビジネスパートナーに
多様な価値観を持つパートナーと連携し、さまざまなデジタル技術を活用して、革新的なビジネス価値を創出する、これがKDDIの考えるデジタルトランスフォーメーション(DX)です。KDDIは「デジタルインテグレーター」として、グループの持つネットワーク・テクノロジー・ノウハウを結集し、5G/IoT時代のお客さまのビジネスを全力でサポートします。

ALL KDDIでお客さまのビジネスに貢献
KDDIは、強靭で高品質な通信インフラをベースに、常に斬新で最適なソリューションを提案してきました。5G/IoT時代においては、センシングと通信の進化によって顧客と企業の関係性が再構築されるといわれています。進化したセンシングと通信で得たデータをAIで分析することによりパーソナライゼーションが高度化し、よりよいサービスを継続的に提供することが可能となり、リカーリングモデル(循環型ビジネス)へと変革が進んでいくからです。KDDIグループは、信頼性の高いクラウド上にAI・IoT・セキュリティ・データ分析などグループの持つリソースを結集し、お客さまのビジネスの変革に全力で貢献し続けます。
IoTでビジネスの発展を
KDDIは、約20年にわたりIoTに取り組んできました。お客さまのビジネス革新や課題解決を支援するため、多様なソリューションを提供し、ご契約回線数は累計で1,200万回線を超えています※。IoT技術をお客さまのビジネスでご活用いただくためのコンサルテーションをはじめ、IoTを推進する上で欠かせないセンサー、ネットワークインフラからデータの蓄積、見える化、分析までをワンストップで提供し、お客さまのニーズに合わせたIoTソリューションをラインナップしています。また、auスマートフォン位置情報を利用したデータをお客さまがお持ちのデータと組み合わせることで、新たな価値創造にも貢献します。鯖の養殖管理や工場設備の故障予兆の検知、物流センターの高度化など、さまざまな業種、分野でIoTの検証と実用化を進めています。
※2020年6月時点
お客さまと共にイノベーションを創出
KDDIは、オープンイノベーションに積極的に取り組んでいます。大企業やスタートアップ企業、地方自治体など多様なパートナーとのコラボレーションにより、5G時代の新たな事業戦略やビジネスモデルを描き、新規事業・新サービスを次々に生み出すことで、お客さまと共に持続的成長を目指しています。
KDDI DIGITAL GATE
「KDDI DIGITAL GATE」は、5G時代のビジネス開発拠点です。法人のお客さまとチームを組み、デザイン思考をベースとする共創ワークショップで、ユーザー起点の課題発見、ソリューションアイデア創出、プロトタイピング、検証を行います。KDDIの経験豊富なファシリテーターやデザイナーがお客さまと伴走します。さらに、サービスアイデアを1日~1週間サイクルのアジャイル開発で素早く構築・検証、5Gを活用したサービス検証に必要な設備も完備しています。
スタートアップの斬新なアイデアや5G、IoTをはじめとする先進的なデジタルテクノロジー、KDDIグループの技術的なサポートやこれまで積み上げてきたアセットを結集し、ビジネス共創を推進しています。2018年9月の開設以来、新しいアイデアと出会いが生まれる場所として、のべ400社※の法人のお客さまにご利用いただいています。2020年5月からは、体験ツアーから、ワークショップ、スクラム開発までのサービスを全てオンライン対応し、お客さまの課題解決や新規事業創出をサポートしています。
※2020年9月時点


KDDI ∞ Labo
KDDIは、2011年に事業共創プラットフォーム「KDDI∞ Labo」を開始し、これまでに83社※のスタートアップ企業を支援しました。2014年には国内の大手企業を束ねた「パートナー連合」を組成し、スタートアップとの事業共創領域を更に拡張し、現在では40社を超える大手企業が参画する日本随一のプログラムへと拡大しています。2020年9月には、イノベーションリーダーズサミット実行委員会が発表する「イノベーティブ企業ランキング」で3年連続1位を獲得しました。2020年度プログラムでは、5G時代の新たな価値創造を目指す事業共創プログラム「∞の翼」および、大手企業のアセット提供を通してスタートアップの事業を支援するプログラム「MUGENLABO支援プログラム 2020」の2つを開始しました。スタートアップのアイデアや技術力とKDDIおよびパートナー連合の持つリアルアセットを掛け合わせ、産業の垣根を越えた連続的なスタートアップ支援、新たな事業の共創を目指していきます。
※2020年8月時点
グローバルなDXを支援するKDDI「IoT世界基盤」
KDDI「IoT世界基盤」は、約20年にわたりIoTに取り組んできた豊富な経験と、世界約100拠点以上の現地事情に精通したスタッフを活用し、お客さまのグローバル展開を推進するビジネスプラットフォームです。世界各国の回線をシームレスにつなげ、お客さまのニーズに合わせた最適なグローバル通信環境を提供する「コネクティビティサービス」、IoT機器から収集されるデータの取捨選択・蓄積・可視化・分析から次のビジネスへの応用をサポートする「データサービス」、法規制や認証取得に対応する「プロフェッショナルサービス」の組み合わせで、お客さまのグローバルなデジタルトランスフォーメーション(DX)を強力にサポートします。
KDDIでは、2016年からトヨタ自動車と共同で「つながるクルマ」コネクティッドカーに必要な車載機器とクラウド間における、高品質で安定した通信を提供するためのグローバル通信プラットフォームの構築を推進しています。このプラットフォームを応用・発展させ、KDDI「IoT世界基盤」として法人のお客さまに提供しています。ローミングおよびグループ会社ソラコムの通信を活用した最適なネットワーク、日立製作所、東芝との協業によるデータ蓄積・分析機能、関連法規やデバイス認証などに関わるサポートなどの提供を通じ、さまざまな産業においてお客さまのグローバルでのIoT活用に貢献します。さらに、5Gなどの先端技術を組み合わせ、企業のリカーリングモデル(循環型ビジネス)への転換を強力にサポートします。
2020年3月には、東芝デジタルソリューションズ、ソラコムと連携し、データの収集から蓄積、見える化、活用までをワンストップで提供する「グローバルIoTパッケージ」の提供を開始しました。拡張性の高いクラウドサービス、グローバルローミングサービス、電波法認証済み端末※をセットで、デバイス1台からご利用できるパッケージで、グローバル展開を推進するお客さまのスモールスタートを支援します。
※電波関連法規取得によるサービス提供可能な国・地域については、お問い合わせください。

LPガス事業者のDXをサポート
2020年4月、KDDIは、IoTを活用してLPガス事業者向けのデータ収集、蓄積、見える化を実現する「KDDIガスプラットフォームサービス」の提供を開始しました。LPWAを活用した遠隔自動検針に加えて、需要家へ向けたガス料金の請求情報登録や情報配信を可能にするガスポータル、LPガス事業者の業務効率化に必要なNCU※設置を簡易的に行える施工支援アプリやガス残量予測のほか、配送ルート算出などAIを活用した機能も提供します。LPガス事業者のDXをサポートし、LPガスを利用されるお客さまの体験価値向上を目指します。
本プラットフォームは、三愛石油とKDDIが2019年から実証実験を繰り返して構築し2020年4月から提供開始しており、さまざまなお客さまにご利用いただいています。本プラットフォームの活用により、検針・配送業務の効率化が期待されています。
※Network Control Unitの略。セルラーLPWA内蔵の通信端末

「5G×IoT」によるスマートファクトリーの推進
JFEスチールは、JFEスチール東日本製鉄所(千葉地区)において、2020年4月から5Gを導入し、4K映像等の活用を通して、JFEスチールの安定操業やスマートファクトリー化を推進しています。リアルタイム性と安定性が求められる製造現場において、KDDIの5G技術を活用することで、さまざまなセンサーで取得した膨大なデータの一括収集や、各設備の一括制御が可能になり、製造現場全体の最適化を図ることができます。また、生産効率向上、工場内の自由なレイアウト変更への対応、設備と作業員の協働支援など、工場のスマートファクトリー化、DXの更なる推進に貢献することも期待されています。
スマートワーク
KDDIは、ニューノーマル時代における働く人が中心の働き方の実現に向けて、テレワークでのビジネスを支援します。
テレワークでもチームや取引先との円滑なコミュニケーションでビジネスを推進するための「Cisco WebexMeeting」や「Microsoft Teams」などのWeb会議サービスをはじめ、安心して利用できるテレワーク環境を構築できる「KDDI Flex Remote Access」「CPA」などのセキュリティ・リモートアクセスサービスを提供しています。
また、バックオフィス業務のお悩みは、電子契約サービス「クラウドサイン」や勤怠管理サービス「KING OFTIME」などのクラウドサービスでサポートします。
地域とのパートナーシップで地方創生を推進
事例1:宮城県東松島市
全自動で水と肥料を供給する農業IoT導入
2019年6月、KDDIは東松島市でKDDIエボルバが運営する農産物栽培拠点「幸 満つる郷 KDDIエボルバ 野蒜」へ、AI潅水施肥システム「ゼロアグリ」を導入しました。「ゼロアグリ」は作物の成長に合わせた必要な水の量をAIが算出・判断し、適切なタイミングで点滴チューブより自動で供給するシステムです。IT活用による「農産物の収量と味(品質)の向上」および、ITと人の分業による「自動化と人手による作業重点化実現」を目的に導入された結果、ミニトマトの出荷数は前年比1.6倍(最大出荷月2.4倍)を記録し、収穫時期は1週間短縮されました。この取組みが、2019年11月に開催された「MCPC award2019」で、システム導入により顕著な売上拡大や業績向上を達成した事例が選ばれる、モバイルビジネス賞を受賞しました。

事例2:鹿児島県長島町
「ガイドVR -12K-」による移住定住施策を実施
人口流出や働き手不足といった課題を抱えている長島町では、空き家の活用と定住促進を目的として、2018年1月以降、空き家の改修費の補助対象の拡充や、不動産会社や金融機関と連携し、貸し手と借り手の双方に利用しやすい環境整備などを推進してきました。空き家や移住に関する問い合わせが増加した一方、町内の島に点在する空き家の案内は大きな負担となっていました。この課題に対してKDDIは、長島町、株式会社川商ハウス、長島未来企画合同会社と共に高解像度VRサービス「ガイドVR-12K-」による移住定住施策を実施。町の空き家バンクに登録された物件や、その周辺情報を高解像度VRコンテンツ化し、遠隔から内見することを可能にしました。VRは長島町内外3カ所に設置したほか、長島町が実施する移住定住促進イベントでも活用頂きました。
